2019年、マクラーレンはインディーカーのエンジンにシボレーをチョイス Photo:INDYCAR (Chris Owens) |
2019年5月開催の第103回インディアナポリス500にマクラーレンからエントリーすることを決めている元F1チャンピオン(2005、2006年/32勝)のフェルナンド・アロンソ(スペイン出身/37歳)は、自身にとって2017年以来2回目の挑戦となる”インディー”で2.2リッターV6ツイン・ターボ/ダイレクト・インジェクションのシボレー・エンジンを使うことになった。12月4日、GMから発表がなされた。マクラーレンとシボレーのジョイントは、北米のスポーツカー・チャンピオンシップ=Can-Amシリーズ以来となる。
デイトナ24時間にキャディラックDPiで参戦
「シボレー・エンジンで走れることに誇りを難じる」
今回の発表に先立って、アロンソは2019年のロレックス24アット・デイトナ(デイトナ24時間レース)への2回目の挑戦をキャディラックDPiを走らせるウェイン・テイラー・レーシングから行うアナウンスしている。アロンソ及びマクラーレンには、GMとの関係をより一層深めようとの目論見があるのだ。
「2019年のインディー500でシボレーのボウタイをまとったマシンで走ることを栄誉と思う。シボレーのエンジンがあればトップ・グループで争える。シボレー・パワーと言えば、僕は先週ジミー・ジョンソンのNASCARマシンに試乗したのだが、とても素晴らしかった。インディー500で戦えること自体が栄誉だが、シボレー・エンジンを自分たちのチームの一部とできることを誇りと感ずる」とアロンソはコメントしている。
注目されるマクラーレン・シボレーのチョイスの行方
2012年のインディーカー・シリーズ復帰以来、シボレーは”500”を7回戦い、勝利を記録したのは2013年、2105年、2018年の3回でホンダの4回を下回り、しかも2年連続優勝はない。ホンダの方がベター・チョイスだったようにも見えるが、彼らはF1時代の自らの行動によってその選択肢をなくしていた。
マクラーレンからのエントリーという点も大きなポイントになる。そのチームはどこか実績あるチーム(例えば、前回のアンドレッティ・オートスポートのような……)とのジョイントとなるのか?
一から立ち上げるものとなるのか?
そこには、トリプル・クラウンに王手をかけたアロンソ自身にあと何回インディーにチャレンジする意思があるのかも関わって来る。マクラーレン自前のチームで、インディ500だけの出場というパターンなら、十分な競争力を備えるのはより難しくなるからだ。
以上
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