バックストレッチを快走するハンター-レイ。アンドレッティ・オートスポート勢が最速で最終戦がスタート Photo:INDYCAR(Stephen King)クリックして拡大 |
快晴。風ほぼなし。気温=17℃で始まった2018年インディーカー・シリーズ最終戦ソノマのプラクティス1ではエントリーしている25台のうちの24台が走行、45分間のセッションで最速ラップを記録したのはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)だった。そのラップ・タイムは1分17秒5742で、2番手につけたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)に0.2526秒の差をつける速さだった。昨日プライベーイト・テストを行っていることもあり、ハンター-レイはこのセッションで7周を走ったのみ。ディクソンも同様で9周の走行で1分17秒8268のベストを出した。
走らなかったのはジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)。燃料系トラブルもあったようだが、ドライバー自身の体調不良も影響してのことだったようだ。
パワー、パジェノーのペンスキー勢が3,4番手に
ロッシは9番手に
3、4番手には先週の木曜にプライイトベート・テストを行なったチーム・ペンスキーのウィル・パワーとシモン・パジェノーがつけた。彼らのタイムはそれぞれ1分17秒8818と1分17秒9586だった。ここまでの4人が1分17秒台で、トップからコンマ5秒以内。
5、6番手も昨日テストしていたマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)とエド・ジョーンズ(チップ・ガナッシ・レーシング)。
7番手は先週テストしたグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)で、8、9番手は昨日テストしたアレクサンダー・ロッシとザック・ヴィーチ(ともにアンドレッティ・オートスポート)。10番手はセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)で、ここまでがトップから0.8秒以内に収まっていた。
ブルデイのチームメイトのルーキー2人、ピエトロ・フィッティパルディとサンティーノ・フェルッチ(ともにデイル・コイン・レーシング)は、ブルデイのすぐ後ろの11、12番手につけた。
9コーナー、エッセで土煙を上げる佐藤琢磨。テストを行っているドライバーたちとのギャップを埋める秘策に期待 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
佐藤琢磨、最初のセッションは14番手
「良いデータが取れました」
先々週のポートランドで優勝したばかりの佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は14周を走り、1分18秒7456の自己ベストを3周目にマークした。トップとの差は1秒1714と大きかった。
「昨日ではなく、先週の木曜にここでテストしたのは、データを分析する時間が欲しかったからでした。しかもその日はチーム・ペンスキーもテストしたので、いい物差しがある時にやろうということでした。そのテストで得られたデータを基に、今回はセッティングを少し変えてマシンを持って来たんですが、あまり感触は良くなかった。(トップと0.5923秒差の7番時計だった)グレアム・レイホールのコメントをまだ聞いてないので、それをまずは確認したい。彼と自分とでは少しだけれど違うセッティングで今回は走り出してましたから。僕の方は、思っていたほど良くなくて、良いと思っていたものが真逆だったから、ちょっと頭を悩ませています。それでも、このセッションでは確実に良いデータが取れていたとも思います。今日のコンディションは風が弱かったし、セッティングを評価するためには悪くないものになっていたと思います。昨日テストしていた人たちがやっぱり速い。ずっと続けてるって意味で。ただ、僕らはダンパーも含めて色々見たかったので先週テストした。今日、あんまり伸びなかったのはちょっと残念だけど、まぁ仕方がない。午後は良いでしょう。いつもソノマは午後が良くないんだけど、そこは今回変えて来てるから(笑)。良くなる材料は幾つかの見つけているので」と琢磨は話していた。
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