2018年9月7日金曜日

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ゾノマ:9月6日 ソノマで3チームがプライベート・テスト

ペンスキー、RLLはレギュラー・ドライバーが参加
ハーディング・レーシングはパト・オーワードを起用!


 9月6日にソノマ・レースウェイでインディーカーの3チームがプライベート・テストを行った。
 チーム・ペンスキーがジョセフ・ニューガーデン、ウィル・パワー、シモン・パジェノーの3人、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングがグレアム・レイホールと佐藤琢磨の2人と共にシーズン・レギュラーを起用したのに対し、今年からフル・シーズン・エントリーしているハーディング・レーシングは、これまでに起用して来たギャビー・シャヴェスでもコナー・デイリーでもなく、先週のポートランドでインディーライツ・チャンピオンになったばかりのメキシコ人ドライバー、パト・オーワードを起用した。彼にとっては初のインディーカー走行だ。

トップタイムは手元計測でパワーの1分17秒9

 午前中のソノマはまだ肌寒く、正午前に陽が出てから徐々に暖かくなり、最高気温は26℃に達した。
 各エントリーとも今日使用できるタイヤは3セット。ルーキーのオーワードだけは4セット。コンパウンドはハードのみだ。
 参考までに昨年の予選でのポール・ポジション・タイムを示すと、1分15秒5205(ジョセフ・ニューガーデン)。レースでのファステスト・ラップは1分18秒3576(シモン・パジェノー)。
 今年のダウンフォースが小さいユニバーサル・エアロ・キット装着で、ハード・タイヤのみという条件で、午前中はパワーが1分18秒1でトップ(インディーカーのタイミング&スコアリング・スタッフは来ていないため、ラップ・タイムはチームやマニュファクチャラーによる計測)。彼は午後に1分17秒9まで自己ベストを縮め、今日の最速となった。

オーワード「自分たちは思ったように速くなれなかったが
用意したセッティングの項目をテストできたのは大きな成果」

 佐藤琢磨は1分18秒台に入っていたが、ペンスキーにはやや離されていた。ルーキーのオーワードは18秒8のベスト(チームによる計測)を記録。「新エアロで入るソノマはチャレンジング。シケイン前の高速コーナーは単独でさえ難しい。前のポジションのマシンにどれだけ食らいついて走ることができるか……。くっついていないとオーバーテイクのアタックが難しい。今日のテストで自分たちは思っていたように速くはなれなかった。しかし、用意したセッティングの項目をテストすることができ、それらに効果がないことを知れたのはテストの大きな成果です。今日は風向きもクルクル変わっていたし、マシンを速くして行くのが難しい条件だった。しかし、今日得られたデータをレースまでの1週間で見直し、レースに向けた良いセッティングを見出すことは自分たちのエンジニアたちなら可能と思う」と話した。

ガナッシ、AA、デイル・コインなどは来週にテストの予定

 来週のレース直前の木曜にはチップ・ガナッシ・レーシング(スコット・ディクソンとエド・ジョーンズの2台)、アンドレッティ・オートスポート(アレクサンダー・ロッシ、ライアン・ハンター-レイ、マルコ・アンドレッティ、ザック・ヴィーチの4台)、デイル・コイン・レーシング(セバスチャン・ブルデイ、ピエトロ・フィッティパルディ、サンティーノ・フェルッチの3台)、カーリン(チャーリー・キンボールとマックス・チルトンの2台)、ハーディング(1台:ドライバー不明)がテストを行う予定。
以上

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