アンドレッティ・オートスポートのマシンでバーバーテストを行ったアロンソだったが…… Photo:INDYCAR (Chiris Owens) |
先日アンドレッティ・オートスポートのホンダ・エンジン搭載インディーカーでロードコース初テストを行なったフェルナンド・アロンソだが、来年のインディーカー・フル参戦はシボレー・エンジン使用チームになる見込みが強くなって来た。
ハーディング・レーシングとアンドレッティ・オートスポートの急接近は、パトリシオ・オーワードとコルトン・ハータを起用するファーム・チーム的な役割を担うためではなく、アロンソを走らせるのが目的のようなのだ。
ソノマでのオーワードのインディーカー初テストにはアンドレッティ・オートスポートのテクニカル・ディレクターであるエリック・ブレッツマンと、アレクサンダー・ロッシ担当エンジニアのジェレミー・ミレスが来ていた。これはすでにアンドレッティがハーディングを傘下に収めた、あるいは強い協力関係を築いたことを意味しているようなのだ。
F1でのマクラーレンとホンダの決別はインディーカーでも
アロンソのインディーカー参戦はマクラーレンとセット。F1での苦い決別を経験したホンダは、舞台がアメリカに変わっても彼らと再び手を組むことはない……という事情があるとの噂が流れていたが、どうやらそれは本当のようだ。しかし、マイケル・アンドレッティとしてはアロンソを走らせること、マクラーレンとのジョイントを強く希望し、その実現に向かって一直線。資金難に陥りつつあると言われるハーディングの系列チーム化という大胆な策に打って出たと見られる。若手二人をフル・シーズンに起用し、アロンソはインディー500だけという可能性もある。
ホンダとシボレーのねじれ共存は可能なのか?
解決策はアンドレッティ陣営のシボレー移籍も
ホンダとシボレー、エンジン・サプライヤーたちにとって、ひとつのチームがライバル・エンジンのユーザーでもある……・というのは容認可能なのだろうか?
それを禁ずるルールはないだろうが。一番簡単な解決策は、アンドレッティ・オートスポートがシボレー陣営に移籍することだが、そうなるとインディーカーの勢力図は大きく変わる。
以上
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