2日目最初の走行でトップとなったレイホール。ホンダブリッジからターン7にアプローチする Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
レイホールがタイミング良いアタックに成功
快晴だが気温は18~19℃と低く、路面温度も27~31℃の間に収まっていた土曜日午前中のプラクティス3は、レッド・フラッグ多発でブツ切りのセッションとなったが、その中でタイミングよくアタックを敢行、ベスト・ラップとなる1分05秒2067をマークしたのは地元のグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だった。涼しいコンディションもあり、昨日の午後にライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)がレッド・タイヤでマークした1分05秒1950に迫るタイムが記録された。
ニューガーデン2位、パワー3位、初日に出遅れていたパジェノ―も6位と、ペンスキー勢が調子を上げてきた Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
ペンスキー、2日目になりマシンの向上に成功
2番手はジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)の1分05秒2470。レイホールとの差は0.0403秒。3番手はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)の1分05秒3367。ペンスキー軍団がマシンをジワリジワリと向上させており、昨日は2セッションとも11番手だったシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が予選を前に6番手に食い込んだ。タイムは1分05秒4571。ただし、まだ2016年ミッド・オハイオ・ウィナーの彼はセッティングが自分好みに仕上がり切っていないのか、セッション終盤に赤旗の原因となる小さなアクシデントを起こした。
アンドレッティ・オートスポート勢ではロッシが4番手に Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
佐藤琢磨は1分5秒6855で9番手
初日好調だったハンター-レイ、アンドレッティ、そしてピゴットは不発
このところ好走を見せるヴィーチ。このセッションではアンドレッティ勢の中で2番手となる10位につける Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
昨日トップだったハンター-レイは14番手と完全に不発。昨日は好調と映っていたピゴット(エド・カーペンター・レーシング)もプラクティス3は17番手と空振り気味だった。逆に、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)はトロントでの好走、昨日のパフォーマンスから大幅ダウンの20番手のタイムでセッションを終えた。
佐藤琢磨「レイホールがトップなのは良い傾向
このセッションの2台のデータを基にマシンを向上させないと」
ターン7を攻める琢磨 Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
グループ2
グレアム・レイホール
ウィル・パワー
スコット・ディクソン
セバスチャン・ブルデイ
佐藤琢磨
ジェイムズ・ヒンチクリフ
ジョーダン・キング
コナー・デイリー
上記以外の12名がグループ1。
琢磨は走行後、「いろいろセッティングを試せた。それは良かったんだけれど、もうちょっとトラフィックじゃないところで走りたかった。グレアムがトップ・タイムを出した。それは傾向としては良いと思う。彼は僕と違うセットアップで今走っていたから、どんなだったのか彼の話を聞き、データをチェックしたい。今のままでは予選でファイナルに進めないので、2台の今のセッションでのデータを基にマシンを向上させないと」と話していた。
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