2018年7月16日月曜日

2018 INDYCARレポート R12 ホンダ・インディー・トロント Race Day プラクティス・ファイナル:プラクティス・ファイナル最速はスコット・ディクソン

ファイナル・プラクティスに向かう佐藤琢磨。新しく試したセッティングは必ずしも良くなかったが、それでも8番手につけた Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
ディクソン、今週末3回目のトップタイム
 快晴。気温が26℃、路面が同45~47℃というコンディションとなったプラクティス・ファイナル。昨日の予選で2位だったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が59秒1394の最速ラップをマークした。その時の装着タイヤはブラック。彼は金曜のプラクティス1、2に続き今週末3回目のセッション最速となった。

2番手は予選ポール・ポジションのニューガーデン
ハンター-レイ、マルコ・アンドレッティが3,4番手に
 2番手は予選で見事ポール・ポジションを獲得したジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)。タイムは59秒3684。こちらもブラック・タイヤでのラップ。トップのディクソンとの差は0.2290秒と意外に大きかった。

 3番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。タイムは59秒5365で、ニューガーデンとの差はほぼ無いに近い0.0852秒。4番手はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)で、彼もハンター-レイから0.0829秒遅いだけの59秒5645を出していた。ハンター-レイは予選6位で3列目スタートなのでトップ争い、上位フィニッシュが十分に狙える。一方のアンドレッティは、Q1でのレッド・タイヤ投入が早過ぎて路面が乾いた頃にタイヤのグリップがなくなってしまう悲しい事態でQ2進出もならず、スターティング・グリッドは7列目外側だ。マシンの仕上がりは良いようだし、これまでより”乗れている”印象のマルコ。ピット・タイミングを早めるなどして、彼がレースでどこまでポジションを上げて来れるかに注目したい。
 

レイホールは5番手。RLLは決勝に向けて順調 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
  5番手はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)=59秒5645=マルコと0.0280秒差。6番手はエド・ジョーンズ(チップ・ガナッシ・レーシング)=59秒5690=レイホールと0.0045秒差。

 7番手にはコナー・デイリー(ハーディング・レーシング)が来た。スポット参戦、ハーディングからの初出場でこのパフォーマンスなら次のミッド・オハイオにも出場する話がまとまる可能性も。

佐藤琢磨は8番手タイム
「いろいろ試したがよくなかっのたで戻します」


 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)はこの後ろの8番手で、「ロー・ダウンフォースなど、少し色々と試してみましたが、あまり良くなかったから(昨日までの良かったセッティングに)戻します」と走行後にコメント。昨日の予選より暑いコンディションだったセッションでは、「レッド・タイヤはやっぱりデグラデーションがありますね。ブラックも含めてタイヤ・マネジメントが重要なレースになると思います」とも話した。納得の行かないマシンでもトップと0.6513秒差の8番手のタイムが出せ、チームメイトはこのセッションでトップ5入りと、今週のRLLはセッティングの決まり具合がとても良く、安定している。
以上

1 件のコメント:

  1. ネタバレで申し訳ありませんm(__)m

    先程決勝が終わりましたが、RLLR勢まさかの惨敗。特に琢磨選手は一時4位を走っていただけに残念でなりません。終盤に何があったのでしょうか??公式アプリの速報でしか確認ができていないので、次のレポートで教えていただければと思います。

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