過去2回インディカー・グランプリでポールtoウィンを決めているウィル・パワーがセッションの最後に逆転でトップタイムをマーク Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
インディーカー・グラン・プリは2デイ・イベント。金曜はプラクティスx2、予選と忙しい。選手たちにはオートグラフ・セッションもある。
プラクティス1は9時15分から快晴下、気温20℃、路面温度27℃ではじまった。とても快適なコンディション。今日はこの後どんどん気温が上がって行く予報。夕方の予選時には気温が30℃ぐらいになると見られている。
ロッシがプラクティスをリード
最後の最後にパワーが最速タイムをマーク
アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)がペース・セッターとなって、ジョーダン・キング(エド・カーペンター・レーシング)が彼と競い合うようにタイム更新を重ね、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)、セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、スペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)もコンスタントに上位のタイムを記録し続けた。しかし、最後の最後にベスト・ラップを記録したのは昨年と2015年の2回ここでポール・トゥ・ウィンを飾っているウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。セッション終了間際のベスト・ラップは1分10秒0866だった。
佐藤琢磨、コンスタントにタイムを縮めて5番手に
パワーがトップを奪うまで最速だったのはロッシ=1分10秒1198。彼が最終的に2番手となった。パワーとの差は0.0332秒。3番手はキング=1分10秒1551、4番手はブルデイ=1分10秒1791、5番手は琢磨=1分10秒1824……とパワーは1分10秒0台で一歩抜きん出たが、ロッシから琢磨までの4人が0.0626秒の中にひしめいている。
セッション序盤から上位をキープする安定した走りを見せた佐藤琢磨 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
「最初のプラクティスでマシンがよいことは重要」
「ウィル・パワーが最後に少し速いラップを記録していましたね。自分たちも最後にフレッシュ・タイヤを入れたのですが、そこでラップタイムを縮められなかったところは気になります」と琢磨。しかし、「最初のプラクティスでトップ5入りは今年初めてかな?
滑り出しはとても良いと思います。インディーカーGPは2デイ・イベントなので最初のプラクティスでマシンの状態が良いことは重要です。でもまだ油断はできません。次のプラクティス2も今の状態を保たないと」と話していた。今週末の琢磨はマシンと同じメタリック・ブルーを基調としたスペシャル・カラーリングのヘルメットで走っている(インディー500はいつものデザインのヘルメット使用)。
6番手以下は、フェニックスとバーバー、早くも2勝してポイント・リーダーのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)、ディクソン、ピゴット、エド・ジョーンズ(チップ・ガナッシ・レーシング)と続いた。エド・カーペンター・レーシングがまたしても上々の出足。10番手は5月の2レースにスポット参戦するエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)=今週末はヴェライゾン・カラー。
カストロネヴェスはユニヴァーサル・エアロのマシンで10番手につける。カナーンとピットで情報交換 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
プラクティス1の終了時でも気温は2℃しか上がらずに22℃、路面も上昇は3℃と小幅で30℃だった。プラクティス2は午後12時30分開始予定。予報だと気温は26~27℃まで上がる。
以上
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