2018年5月17日木曜日

2018 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第102回インディアナポリス500 Day1 その2:プラクティス2を終えて「明日は今日の走りはおさらいして見て、クルマ作りという意味では新しいことにトライをすると思います」

佐藤琢磨は初日、プラクティス1を220.965mphで16番手、プラクティス2では223.305mphで13番手につけた。周回数は午前午後トータルで67周だった。Photo:INDYCAR (Walter Kuhn) クリックして拡大
午後3時からのプラクティス2、3時間の走行を終えて

「イメージしている感じとは違いました
ドラッグが大きくて、スリップから抜け出せない」


――トラフィックでの走行をメインとした2セッション目はどうでしたか?
佐藤琢磨:うーん、あんまり……イメージしている感じと違いましたね。(前を走っているクルマを)抜けないし、着いて行くだけしかできないし。クルマはダウンフォースを少し多めにして行ったんですけど、結局、ドラッグが大きくて、スリップから抜け出せない。追いついて終わり……みたいな感じでした。で、かといってそのダウンフォースをうまく使って前のクルマに近づけたかっていうと全然近づけていなかった。大分去年のクルマとは違いますね。

――トラフィックの経験は、このセッションでかなりできたと評価できますか?
佐藤琢磨:はい。満足行くほど大きなトラフィックじゃなかったけれど、そこそこ近づけていたので。前にビタビタに着けて……って走りにはなっていなかった。それでも前方に4~5台のトラフィックっていうのは経験ができたので、ひとつそこは収穫でしたね。
「エアロの特性なのか、気温と路面温度が高いときの動きがよくなかった」
――でも、自分のいい感じのマシンにはまだなっていない。
佐藤琢磨:うーん、望むようなイメージにはまだなっていないですね。それはこのクルマ、このエアロが持っている特性がね、そういう傾向っていうのはあるんだけど、特に気温と路面温度が高い時の動きが良くなかった。セッションの最後の方は安定してたけど、それは多分、涼しくなってたから。路面温度が下がってたことで得られてたものだと思う。純粋な、クルマのセッティングのスタビリティから来てるものではなかった気がする。もうちょっと、データをちゃんと見て、マシンを良くしていかないとならないですね。

――グレアム(・レイホール)も同じようなインプレッションですか?
佐藤琢磨:はい。

――では、明日はまた違ったセッティングを試す?
佐藤琢磨:全然違う……とはならないでしょうけど、少なくとも今日の走りはおさらいして見て、クルマ作りという意味では新しいことにトライをすると思います。

「今日はタイヤ2セット使用。天気が今後安定するなら
今日3セット目を使わなかったことがいい方向に行くと思います」


――最後にコースでストップした原因は?
佐藤琢磨:燃料がなくなっちゃったからでした。何かエラーが出たみたいですね。燃料の計算に誤差が出ちゃったみたいで、まだあと2周は行けるはずだったんですけど、止まっちゃいました。燃料が少ないよっていう警告灯が点いた瞬間にエンジンが咳込みました。

――今日はタイヤは2セット使用ということでいいですか?
佐藤琢磨:はい。2セットでした。

――それは予定通りですか?
佐藤琢磨:まぁ、そうですね。3セット使える準備はしてましたけどね。グレアムは3セット目を使ったんじゃないのかな?
2セットでも3セットでも今日は良かったです。今日3セット目まで行かなかったことは、この後の天気がもし安定し続けるようであれば、いい方向に行くと思います。
以上

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