西海岸2連戦でドライブしたシビック・ツーリング。結構大きいんです、近頃のシビックは。見た目もホイールベースが長め。ガンメタリックのペイントで精悍 Photo:Masahiko Amano クリックして拡大 |
今年からインディーカー・シリーズはフェニックスとロング・ビーチが連戦になった。私が初めてインディカー取材をした1990年頃もこの2戦は連戦として開催されてた。主にインディアナから遠征して来るチームにすれば人員や機材の移動、経費の面からも西海岸での連戦はありがたい。遠く日本から取材に行く我々もこの連戦は大歓迎。でも、アラバマまで3連戦はツアーが長過ぎになるんで反対。
アメリカへの入国、通関はかかる時間が読みづらく、乗り継ぎ便を逃せば非常に面倒な事態に直面するケースも起こり得る。そこで飛行機の移動は最小限に、陸路で移動する方が効率的な場合も少なくない。今回がまさにそれ。ロス・アンジェルスからフェニックスは飛ばなくてもいい距離なので、LA直行便に乗り、荷物を受け取ったら空港とはサヨーナラ。アメリカン・ホンダからCivic Touring(4ドア・セダン/$26,800〜)のメディア用試乗車を借り受け、翌朝にフェニックスへと向かった。
パワフルなホンダ・ターボで気分は琢磨
適度に硬いカッチリした足回り、インライン4 / 1.5リッター・ターボで174馬力とパワフルなエンジン。シビック・ツーリングは下道でもキビキビ走らないけない雰囲気だ。ホンダにターボといえばインディカー。このシビックにもダラーラIR-12/ホンダと同じようにアメリカのボーグウォーナー製タービンが装着されて……はいないものの気分はインディ500ウィナーの佐藤琢磨なワケで、フリーウェイ90に乗るや、ついついスピードが上がってってしまった。すぐに冷静さを取り戻し、法定速度界隈でのんびり東へ走り続ける。旅路は長いですから。
ドラッグレーサー=ジョン・フォースの故郷ヨーバ・リンダを過ぎ、2マイル・オーバルのあるフォンタナに向かうインターステイト15と、昔ロードコースのあったリヴァーサイドも越えてからインターステイト10に合流……すれば、後はフェニックスまで一直線。この少し南のヒメットなんて町にオフロード・トラック・チームの取材に行ったこともあったなぁ……などと考えつつ進むと砂漠の中のゴルフリゾートエリア=パーム・スプリングスに到着。ここの巨大アウトレット・モールは店のライン・アップも充実してて有名です。
パーム・スプリングスの先は延々続く砂漠。両サイドの遠くに山というのか、グランドキャニオン的な切り立った陸の隆起アリ。4月初旬でもこのエリアは日中の外気、30℃超え。夏なら45℃オーバーも Photo:Masahiko Amano クリックして拡大 |
タイト過ぎず、しかしスポーティな前席でしたね。レザーインテリアの色合いも落ち着いててリラックスできました Photo:Masahiko Amano クリックして拡大 |
もうひとつ嬉し悩ましかった(?)のは右のウィンカーを出すとシフトレバー前のスクリーンに自車の右横〜右後方の画像が映し出される装備。ドアミラーについてるカメラが撮ってる映像で、死角ほぼナシはありがたい。色付きの線で車間の目安も示してくれる……が、街中で目的地を探してる最中に右折しようとウィンカー出したら地図が消えちゃって参った(この機能もキャンセルできるのかも)。
ピレリ・ワールド・チャレンジTCRクラスに出場中のシビックが4月末にヴァージニアで今季初勝利をマーク。おめでとう! Photo:Pirelli World Challenge クリックして拡大 |
以上
ジョン=フォースって、確かグラハム君の奥方コートニーさんの親父さんですか??
返信削除YouTubeで見たら、本当に面白い方ですね。
ジョン・フォースはファニーカーのスーパースター。
返信削除生まれは別の場所で、ヨーバ・リンダにずっと住んでいるってことらしいです。
娘二人=ブリタニーとコートニーがレーサーとして頑張ってますね。
岡崎健滋(ジョンのライヴァルだった)が引退してから、
ドラッグレースにほとんど行ってない私としては、
彼女たちの活躍をこの目で見たのか、見てないのかの
記憶が定かじゃありません。
見たとしても、まだ彼女たちが勝ちまくってない頃でしょう。
日本人でアメリカのトップカテゴリー優勝は、
1992年の長谷見昌弘/星野和義/鈴木利男のデイトナ24時間=IMSA GTPが
最初ですよね?
その次が岡崎選手のNHRA Funnycar @イングリッシュタウン。あれが確か1997年。
アルゼンチン・ラリーに取材に行ってて、アメリカ素通りで日本に帰国した、
その週末に優勝・・・・見たかった。
余談ですが、ヨーバ・リンダは第37代アメリカ大統領リチャード・ニクソンの故郷でもあります。