勝負強さが一段と際立つニューガーデン。果たして決勝はいかに? Photo:INDYCAR (Matt Fraver) クリックして拡大 |
ファスト6に手持ちのレッド2セットを投入してPP!
2017年チャンピオンの2018年初優勝はすでにシリーズ2戦目のフェニックスで記録されているが、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は初PPもシーズンがまだ序盤戦のラウンド4で獲得した。キャリア2勝、昨年優勝しているバーバー・モータースポーツ・パークは彼にとって相性が良く、得意とするコースでもあるということだ。
しかも、今日のニューガーデンはタイヤ状況の大きな不利に置かれながら、それを跳ね返してのPP奪取をして見せた。
ファスト6でアタックするディクソン Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
予選のステージ1のグループ2でトニー・カナーン(AJ・フォイト・エンタープライゼス)がアクシデントを起こし赤旗が出され、そのままセッション終了。レッド・タイヤを使わないうちにステージ1が終わったドライバー5人がステージ2に進出し、フレッシュ・レッドをファイナルに投入できるドライバーは3人もいた。それはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)という強豪たちで、グループ1でレッドを1セット使っていたニューガーデンは、ファイナルには通常通りにユーズドのレッド2セットで臨まなくてはならなかった。
そこでニューガーデンはファイナルに手持ちのレッド2セットを両方突っ込むことにした。明日の天気がほぼ100パーセント雨という状況は彼にとっては朗報だ。ウェットレースになればレッド・タイヤを使う必要はないからだ。
ニューガーデン、エキサイティングなタイム更新合戦を制す
パワーまたしてもポール・ポジションをのがす
ステージ1のグループ2だったことで、ファスト6でフレッシュ・レッドを投入することができたパワー。激しい展開となったファスト6を制したかに思えたが、またもポールポジションはならず Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大 |
先輩チームメイトより0.0110秒速いラップでPP獲得を果たした。この時まだパワーはアタックを続けていたが、逆転はならなかった。
「とにかくマシンが良かった。プラクティスは今ひとつだったが、予選でのマシンはベストな状態にあった。ライバル勢の進歩も大きく競争はさらに激しくなっていた。予選に向けたセッティングは、ドライヴィングがし易いものを目指した。1ラップを通してドライブのし易いものが必要と考えた。実際にマシンはその通りのものになっていた」とニューガーデンは語った。
パワーは逆に、「フロント・ロウは取れるがPPが取れない。あと少しで逃すことが多い。一体どうなっているんだか……」とガックリ来ていうた。
佐藤琢磨はまたも赤旗に泣き、セッション1敗退
「明日のウェットレースはどうなるかまったくわからない」
この週末は赤旗のタイミングでアタックのタイミングをことごとくスポイルされてしまった佐藤琢磨 Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
実力を発揮できないまま終わったを琢磨は悔しがっていた。「プラクティス3からまた更にマシンを進歩させていたと思うが、競争は激しく、ライバルたちも同様で非常にコンペティティブな予選になっていた。ブラックでの走行でもう少し速く走れていたら良かったですね。赤旗で予選終了になるとは。明日は雨の予報だけれど、新エアロのマシンでは誰もまだウェットで走ったことがないから、どうなるかまったくわからない。明日、ウェット・レースとなったら、それをぶっつけ本番で試すことになる」と琢磨は話した。
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