今回のテストで最多周回を重ねたカストロネヴェス。タイムも3番手と存在感を強く印象付けた Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
悪天候で午後のセッションは早々に終了
天候:曇り のち 雨
気温:10~13℃
ディープ・サウスのアラバマ州バーミンガム。昨日は雹が降ると警報が出されていた。その大きな雨雲は街の遥か北を通過したが、テスト・デイに天候が回復することはなかった。朝から灰色の雲が低く垂れ込めた空で、午前10時のプラクティス開始時、気温は13℃という寒さだった。
その気温は上がらず、雨でさらに寒くなった。プラクティス1はなんとかドライ・コンディションで終えることができたが、終盤はもう小雨がパラついていた。そして、プラクティス2の前に路面を濡らすに十分なだけ雨が降り、走行したのはインディーカーで走りたくて仕方のないエリオ・カストロネヴェス(チーム)ただ一人だった。プラクティス2での走行は、彼がウェット・タイヤ装着で走った8周のみ。雨が上がる可能性なしと判断された午後3時過ぎ、予定より1時間半早くテスト終了が宣言された。
パドックでカナーンと談笑するカストロネヴェス Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
カストロネヴェス、久々のインディーカーで精力的に走行
24台ものインディーカーが集まったが、大きな成果を得られたチームは少なかった。最もテストを有効活用していたのは、今年からインディーカー・レギュラーではなくなったが、シリーズ第5戦グランプリ・オブ・インディカーと第6戦インディアナポリス500に出場予定のエリオ・カストロネヴェスだっただろう。ペンゾイル・カラーの3号車に乗った彼はインディーカーの感触を取り戻すべく走り込んだ。プラクティス1だけで33周、プラクティス2も前述の通りウェット・タイヤで8周し、トータル41周。ハーディング・レーシングからエントリーしたギャビー・シャヴェスの4周(今日の最少)とは大きな開きがある。
チーム・ペンスキー、順調な仕上がりでトップ3独占
天候に翻弄された1日となったが、チーム・ペンスキーはセッティングの進捗ぶりを見せつけた Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
ニューガーデンは、ただ1人7秒台をマークしてこの日最速 Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
4月末の本番までに勢力図はまだ変化するのか? またもペンスキー一強になるのか? 興味深い。
開幕戦を制したデイル・コイン・レーシング、バーバーでも4、5番手タイム
セバスチャン・ブルデイは今回のテストでも好調。ユニヴァーサル・エアロになってもデイル・コインのマシンの仕上がりは安定しているようだ Photo:INDYCAR (Chris Owens) |
6番手につけた佐藤琢磨「もっと走りたかった」
Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
以上
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