11コーナーにアプローチするディクソン。ブラックタイヤで自らのラップ・レコードに迫るタイムを叩き出した Photo:INDYCAR (Mike Harding)クリックして拡大 |
青空だが気温はなかなか上がって行かない。ワトキンス・グレンの金曜日はそういう1日になった。午後になって風がやや弱まったこともあり、体感温度も午前に比べれば随分と快適になっていた。それでも結局、気温は16℃までしか上がらなかった。
今シーズンからファイアストンのレッド・タイヤが走行初日にも1セットの使用が許されることになっているが、ワトキング・グレンでは後輪の新しい構造がブラック、レッド共に採用され、コンパウンドはレッドが耐久性を向上させた新しいものに変わった。そのタイヤのチェックもエントラントは行ったが、おもしろいことに午後のプラクティス2での最速ラップはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が“ブラック・タイヤ”でマークした1分22秒6187だった。昨年ディクソン自身が予選で記録したコース・レコード=1分22秒5259に迫るものだ。