2017年12月4日月曜日

2017 INDYCARレポート 12月4日:ボーグウォーナー・トロフィーがアメリカ国外で初お目見え

ボーグウォーナー・トロフィーとともに茂手木のファンの前に凱旋を報告する佐藤琢磨 Photo:Naoki Shigenobu クリックして拡大
ツインリンクもてぎにボーグウォーナー・トロフィー降臨!
 
 12月3日、栃木県の”ツインリンクもてぎ”でホンダのファン感謝イベントであるサンクス・デイが開催され、世界一の歴史を誇るインディアナポリス500の優勝トロフィー=ボーグウォーナー・トロフィーが日本のファンの前に初お披露目された。

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 この歴史と価値のあるトロフィーがアメリカ国外に出るのは、今回がなんと初めて。そのベールは今年のインディー500ウィナーである佐藤琢磨と、来日したボーグウォーナー社マーケティング担当副社長のスコット・ジレット氏だった。
佐藤琢磨「これ以上の喜びはない! 
トロフィー来日を実現してくれた人々に感謝します」

デモ走行に臨む Photo:Naoki Shigenobu クリックして拡大
  インディー500で優勝した時のレーシング・スーツを着用し、琢磨はこの日、集まったファンの前でウィニング・カーによる凱旋走行も行い、「史上初めてボーグウォーナー・トロフィーがアメリカ国外にやって来た。このすごいことを実現してくれたたくさんの人々に深く感謝します。このトロフィーが日本へとやって来た。これ以上の喜びはありません」と語った。
久しぶりにもてぎのオーバルをインディーカーが走行。それもインディー500ウイナー、佐藤琢磨の凱旋走行という記念すべき瞬間となった Photo:Naoki Shigenobu クリックして拡大
「被災した方を少しでも元気付けたい」と語るジレット副社長
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  ジレット副社長は、「ボーグウォーナー・トロフィーをアメリカ国外に初めて持ち出す。これは歴史的なことですが、その決断は決して難しくはありませんでした。佐藤琢磨のインディー500での優勝は素晴らしいものでした。日本は2011年の地震と津波で大きな被害を受け、今も復興を目指している人たちがいる。トロフィーを日本に持ち込むことで、琢磨の優勝を讃え、同時に被災した方々を少しでも元気付けることができればと考えました。もてぎにはとても多くの人々が集まり、トロフィーを見ようとピットを訪れてくれました。ファンのレースに寄せる情熱には感銘を受ける熱さがありますね」と語った。

トロフィーはこのあとボーグウォーナーの日本法人の工場訪問を経て
東京、ホンダ本社で一般公開の予定

 
 ボーグウォーナーの日本法人であるボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパンの三島邦彦社長は、「あのトロフィーが日本にやって来ると決まった時、社員の多くが喜び、トロフィーの工場訪問イベントの準備を手伝わせて欲しいと手を上げてくれました。佐藤琢磨選手もトロフィーとともに私たちの工場を訪れてくれることとなって、とても光栄と感じています」と話した。
 三重県と静岡県、二つの工場を訪問した後、トロフィーは東京へ。ホンダの本社ビルで一般公開される予定だ。

以上

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