2017年11月27日月曜日

2017 INDYCARニュース 11月27日:ボーグウォーナー・トロフィーの来日決定

Photo:INDYCAR (Chris Owens)
11月30日に成田着! 12月12日まで日本をツアー 

  82年の歴史で初めて、ボーグウォーナートロフィはアメリカの地を離れます!このトロフィーは一度もアメリカ合衆国から出たことがありません。カナダやメキシコにも旅したことはなく、イギリスやイタリアへと行ったこともありません。今回の日本遠征は、この火曜日、11月28日に始まります!
 ボーグウォーナーのマーケティング部門・副社長のスコット・ギャレットは、「ボーグウォーナー・トロフィーは日本に参ります。インディアナポリス500で日本人として初めて優勝した佐藤琢磨の功績を称えるためです。ホンダの12回目の”500”優勝と、琢磨の1勝目をボーグウォーナーは彼らの母国で祝えることを誇りに思います。日本のファンの皆さん、メディアの方々、そして我が社の社員たちにボーグウォーナー・トロフィーを直に見て頂きたけることを嬉しく思います。この歴史あるトロフィーは、重量が110パウンド、高さは5フィートあり、インディアナポリス500の素晴らしい伝統と歴史を湛えています。インディ500最初のウィナーが生まれたのは1911年のことでした。

ボーグウォーナーは2012年からインディーカー・シリーズ、そしてインディー500に出場するすべTのマシンにターボチャージャーを供給するして来ました。それらとまったく同じターボチャージャーは、アフターマーケットで誰もが買うことができるようにもなっています。ボーグウォーナーは効率的かつクリーンなエネルギーを生み出す内燃機関、ハイブリッド、電気自動車といった分野で世界のリーダーの地位にあります」というコメントを発表。
Photo:INDYCAR (Chris Owens)

 琢磨は、「ボーグウォーナー・トロフィーが日本へやって来ることは、とてもスペシャルなことだと思います。このトロフィーは世界で最も偉大なレースでの優勝を意味します。私は、そのレースの2017年ウィナーとなれたこと、自分の顔をトロフィーに刻むことができたことを誇りに感じています。そして、今回のトロフィーは日本に2週間近くも滞在し、日本中を旅して回り、ファンやメディアの方々のお目にかかることとなります。私は日本人として初めてインディー500で優勝できたことを誇りに思い、同時に、ボーグウォーナー・トロフィーが私と、私たちのチーム、そしてホンダの達成した優勝を記念して初めてアメリカ国外へと遠征することにも感謝します。この勢いで、来年また勝ちたいと思います!」
ボーグウォーナー・トロフィーとは
ー 1935年に1万ドルで製作を依頼された。
ー ロード・アイランド州のゴーハム社にて、シカゴの宝石職人らによって作られた。世界にその姿を初めて見せたのは1936年2月12日。ニュー・ヨーク州ニュー・ヨークのディナーにて。インディアナポリス・モーター・スピードウェイでの初お披露目は1936年の春だった。
ー ボールウォーナー・トロフィーは82歳。
ー 想像してみてください。アメリカから82年間一度も出たことのなかったものが、初めての海外遠征を行うこととなり、その行く先が日本とは。しかも、15日間も。驚きです。


Photo:INDYCAR (Chris Owens)
ー ボーグウォーナー・トロフィーには104個の顔が刻まれています。そのうちの103は"500"のウィナーで、銀製の彫刻です。そして、ひとつは14金で作られた顔で、それはインディアナポリス・モーター・スピードウェイのオーナーだったトニー・ハルマンです。
ー 104の顔は、オーストラリア、ブラジル、カナダ、コロンビア、イギリス、フランス、イタリア、日本、オランダ、スコットランド、スウェーデン、アメリカ、の12カ国の出身者たちのものです。
ー ボールウォーナー・トロフィーは日本であちこちを訪れ、観光もします。訪れるのは東京、茂木、名張、袋井などです。
ー この旅の起点と終点はインディアナポリス・モーター・スピードウェイのホール・オブ・フェイム・ミュージアムで、旅する距離はおよそ12,780マイルに達します。
ー インディー500の走行距離で最長を誇るのはAJ・フォイトです。彼は35回の出場で、全長2.5マイルのコースを12,272.5マイル、レースで走破し、歴代最多の4回の優勝を挙げました。
ー ボールウォーナー・トロフィーは全高5フィート4.75インチ。佐藤琢磨の身長は5フィート4インチ。トロフィーの重量は110パウンドで、琢磨は117パウンドです。
ー トロフィーには350万ドルの保険がかけられました。およそ4億円です。

ボーグウォーナー・トロフィー 2017日本ツアー

11月28日(火)  
ボーグウォーナー・トロフィーはバンでインディアナポリス・モーター・スピードウェイを出発し、ミシガン州デトロイトへ。デルタ航空でミネアポリス経由にて日本へ。

11月30日(木)  日本の羽田空港に到着

12月3日(日)  ホンダ・レーシング サンクス・デイに佐藤琢磨と ツインリンクもてぎ
12月6日(水)  ボーグウォーナーの名張工場を佐藤琢磨とともに訪問
12月7日(木)  NSKウォーナーの袋井工場を訪問
12月8日(金)  ホンダ本社 東京・青山
12月9日(土)  ホンダ本社 東京・青山
12月10日(日)  佐藤琢磨ファン・ミーティング 東京
12月11日(月)  佐藤琢磨 受賞イベント 東京
12月12日(火)  ボーグウォーナー・トロフィーは羽田空港からデルタ航空にて、ミネアポリス経由でデトロイトへ。そこからインディアナポリスのミュージアムまで陸路で帰還。
以上

1 件のコメント:

  1. 日本人がインディ500で勝つ、ボルグワーナートロフィーが日本に来るなんて、冷静になって考えるとゾクっとするほどすごいことですね!

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