コクピット両サイドにはもう日の丸と「SATO」の文字があり、ウィンドウ・スクリーン前には「Panaconic」のロゴも。チームこういう気遣いはドライバーにとって嬉しいものだろう Photo:Masahiko Amano クリックして拡大 |
10月16日(月)、佐藤琢磨はレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)のワークショップを訪れ、チーム・メンバーたちと会い、シート合わせを行なった。
インディアナポリス・モーター・スピードウェイからクルマで20分ほど西へ行ったブラウンズバーグという町にショップはある。ドラッグ・レース・チャンピオンのジョン・フォース、スポーツ・カー・チャンピオンのウェイン・テイラー・レーシング、そして、ホンダ・パフォーマンス・デベロップメントのシミュレーターなどもあるエリアだ。
2階のエンジニアリング・ルームから見たショップの作業エリア。同時に5台をメインテナンスできるベイがあり、右奥はマシン・ショップ。右の壁の向こう側にトランスポーター2台を停めるスペースがある Photo:Masahiko Amano クリックして拡大 |
「琢磨はチャンピオンになるためのものをすべて持ったドライバー」
ジョーンズは、「こうして欲しい……というように私やチームから押し付けることはしない。ドライバーの要望や意見を徹底的に聞き、理解して行くのが自分のスタイルなので。例えば今日のシート作りだが、どんなシートにしたいのか、絶対に妥協はしないで欲しい。一番ドライブし易いものを作ろう。ただし、シート・ポジションは低くし過ぎないように。コーナーの縁石が見えなくて走りのパフォーマンスが下がることがあるから」と話し、琢磨はそれに深く頷いていた。
エンジニアリング・ルームで話す琢磨とエディー・ジョーンズ Photo:Masahiko Amano クリックして拡大 |
佐藤琢磨「エディーと一緒に働けることは大きな楽しみ」
ステアリングとペダルの位置決め。琢磨は足高め、上体寝かせ目のポジションが好みらしい Photo:Masahiko Amano クリックして拡大 |
クルーに持ち込んだフォイト及びアンドレッティ時代のシートの説明をする琢磨 Photo:Masahiko Amano クリックして拡大 |
水色のシート素材入りビニール袋が入れられ、いよいよシート作り。ドライバーはしばらく座っていなければならない。そのタイミングでエディー・ジョーンズはエンジニアリング・ルームから降りて来て、琢磨とドライビング・ポジションについてトーク Photo:Masahiko Amano クリックして拡大 |
ショップの壁には、インディ500のガレージに掲げるバナーのコレクションが。左下はロジャー安川、右上はダニカ・パトリックのものか、バディ・ライスとの優勝時のものか?? Photo:Masahiko Amano クリックして拡大 |
1台体制だった2017年、グレアムのエンジニアリングはジョーンズがメインで、トム・ジャーマンがサブで就いていた。ジャーマンは元チーム・ペンスキーのエンジニアで、2016年シーズン直前に走ることの決まったアレクサンダー・ロッシを担当すべくアンドレッティ・オートスポートに急遽雇われたが、第100回インディー500で優勝したというのに1シーズンを終えるとRLLへと移った。琢磨を迎えて2カーへとチーム体制を拡大する2018年、RLLはジャーマンをグレアムに就け、2013年からグレアムを見続けて来たジョーンズを琢磨の担当に充てる体制を採る。
もう来季のシート合わせですか。
返信削除体制発表といい、動き出しが早いですね。
期待しちゃいますね。
ところで、グレアムがずっと琢磨に憧れてきた
って本当に?
エンジニアが誰になるか気になっていましたが、今年のサブエンジニアをグレアムに当てるとは意外です。
返信削除琢磨さんのマシンカラーはイエローで決まりなのでしょうか。ハンターレイと見間違えないようにしないと(笑)