粘土像と並んで、同じ笑顔で記念撮影 Photo:2017 Scott R Lepege All rights reserved クリックして拡大 |
「トロフィーに顔が乗るプロセスを知るのはとても貴重なこと
粘土で顔の皺一本まで作っていくプロセスとウイリアムの技術がすごい」
佐藤琢磨:もうすごいの一言。でも、ちょっと実物より良く作り過ぎてる(笑)。こんな貴重な体験ができるなんて夢みたいです。まず、トロフィーに顔が乗ること自体が本当に信じられないようなことなのに、そのプロセスをね、こういう風にやっているんだというのを知るだけでも非常に貴重なことだと思うんですね。
ベーレンズ氏から作品について説明を受ける Photo:2017 Scott R Lepege All rights reserved クリックして拡大 |
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トロフィーに刻まれるというのはまだ想像できないです」
――自分の顔の彫刻が作られている。それはボーグウォーナー・トロフィーに乗る。その事実をどう捉えていますか?
佐藤琢磨:うーん、まだ感覚としてわからないんですよ。もちろん、インディー500で勝ったっていうのはもう実感してます。ビクトリー・ツアーもたくさんやりました。だけど、まだまだこれから冬に向けて、こういう彫刻のプロセスからインディアナポリスでのアンヴェイル(除幕式)とか、それから日本にトロフィーがやって来たりとか、ミニ・ボーグウォーナー・トロフィーの授与もあります。その時になって、ようやくトロフィーについての実感って湧くんだろうなって思います。
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「ディフェンディング・チャンピオンとして
来年のインディー500に向かうことができることにワクワクしています」
――来年の5月を迎えて、インディー500にまた行くと、そこには自分の顔が乗ったトロフィーが飾られていて、しかも、チケットには琢磨選手の顔やマシンのイラストがプリントされるんですよね! 何十万人分もそれが刷られるわけです。
自らの粘土像並んで自撮り! なかなか体験できないショットが出来上がったことだろう Photo:2017 Scott R Lepege All rights reserved クリックして拡大 |
佐藤琢磨:そうですね。それはもう本当にすごいことだと思いますね。皆さんがサポートをしてくれたおかげで僕はここまで挑戦を続けてくることができたわけですから、それにものすごく感謝しています。来年はディフェンディング・チャンピオンとしてインディー500に向かうことができる。それを今から非常にワクワク、楽しみにしています。
――2連勝の期待もかかってますからね。さっき、連勝すると積み上がってきているボーグウォーナーからの大きなボーナスがあるって話も聞きました。
佐藤琢磨:まぁ、みんなは僕の負けっぷりを見たいと思うから(笑)。でも僕としてはもちろん、2連覇っていう物凄い大きな目標を今度は目指すわけで、それに向けて全力で環境作りも含めて頑張って行きたいと思っています。
レーベンズ氏のスタジオで、本人の粘土像を挟んでの珍しいインタビューとなりました Photo:2017 Scott R Lepege All rights reserved クリックして拡大 |
以上
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