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30分のプラクティス・ファイナル。今日は午前11時半からと遅い時間帯。それだけ気温/路面温度は高めになっていた(session終了時が21/38℃)が、レースのスタート時までにはまだまだ上がる。昨日の予選時の最高は26/42℃。
そのコンディションで最速ラップをマークしたのはグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)。1分16秒98608はレッド・タイヤ装着で記録したものだが、同じくレッド使用で2番手となったスペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)に0.7033秒もの大差をつけていた(=1分17秒6641)。ちなみにレイホールの予選順位は9位で、ピゴットは17位だ。
ディクソンがパワーとカストロネヴェスを従えてターン2にアプローチする Photo:INDYCAR (Richard Dowdy) クリックして拡大 |
ポールポジションのニューガーデンは5番手
3番手につけたのは予選6位だったポイント・ステンディング2番手のスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)。1分17秒6849はブラック・タイヤでのこのセッション最速で、ホンダ勢でも最上位。
4番手はポイント・ランク3番手のエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)=1分17秒7481。ディクソンとは0.0632秒差。
そして、5番手がポイント・リーダーで、ポール・シッターのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)=1分17秒8073。
6番手はアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)=1分17秒8557。ワトキンス・グレン・ウィナーは今週は予選8位。
7番手はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)=1分17秒8859。予選は11位と今ひとつだったが、プラクティス1が10番手、プラクティス2が7番手。プラクティス3が9番手と、今週末のアンドレッティ三世は今シーズン最高の安定感を発揮している。2006年にここでデビュー・イヤーにして初優勝飾ってんですよね、彼。
このセッション8番手にとどまった佐藤琢磨
「決勝はレッドが有利になるのか、ブラックがいいのか難しい」
ホンダ勢最上位の予選5位だった佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)はプラクティス・ファイナルでは8番手。「マシンは今ひとつフィーリングが良くなかった。昨日からセッティングを大きく変えたが、少し昨日のものに戻るような感じになると思う。レースはスタート時刻が遅いので、最後のスティントでは気温、路面温度が下がり始めるかも。そうしたらレッドが有利になるのか? ブラックの方がいいのか、難しいところ」と彼は話していた。
パジェノー16番手、パワーは19番手
その順位が意味するものは?
ポイント4番手のシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)=予選3位は16番手で、ポイント5番手のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)はさらに後方の19番手。彼らはプラクティス・ファイナルで何か新しいことでもトライしていたのかもしれない。
決勝のスターティング・グリッドにつけるマシンのセッティングをレース・コンディションに一番マッチさせて来るのは誰か? それとも、最もスマートな作戦を考案し、遂行したチームが勝つ? ピット・ストップのスピードが勝敗を分ける……なんてケースも考えられるが……果たして。いよいよ今年最後のレース、チャンピオンの決まるバトルの時が迫って来た。
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