2017年7月14日金曜日

INDYCAR ニュース 7月13日:ホンダとペンスキーのスポーツカー・プロジェクト発表

アイオワで久々の優勝を飾ったカストロネヴェス。噂されていたスポーツカーへのスイッチはどうなる?? Photo:INDYCAR (Chris Jones)
8月のモンテレイ・カー・ウォークで実車発表

 エリオ・カストロネベスが今年でインディーカーから引退して……という噂はコレですね。”アキュラ(ホンダのブランド)がチーム・ペンスキーとのコンビで北米でのスポーツ・カー・プロジェクトを2018年からスタート”と7月11日に発表がありました。チーム・ペンスキーは2台のアキュラARX-05を走らせる計画で、そのマシンは8月にカリフォルニア州モンテレイで行われるカー・ウィークで発表されるとのこと。

デビュー戦は来年1月のデイトナ24時間

 参戦するのはIMSAウェザーテック・スポーツ・カー・チャンピオンシップのデイトナ・プロトタイプ・インターナショナル(DPi)と呼ばれる2017年にスタートした北米スペシャルのトップ・カテゴリー(ル・マンにこのカテゴリーはなく、スンナリこのままのマシンで出場はできません)。アキュラARX-05のデビュー戦は1月に行なわれる開幕戦=ロレックス24アット・デイトナ(デイトナ24時間レース)になる予定で、実車によるテストはこの夏の間に開始されるということです。

気になるドライバーは? カストロネヴェス? モントーヤ??
 ドライバー・ラインアップは“後日発表”。ここにカストロネベスの名があるのか? ということなんですね。去年でチーム・ペンスキーのインディーカー・レギュラーではなくなったファン・パブロ・モントーヤもこのライン・アップに含まれると考えられてます。 エリオとJPMのコンビが実現したら、これは強力です。2台目に若手二人を乗せることになるのか? ベテランが別々のマシンに配置され、若手をパートナーとするのか、他の2名もベテランなのか……ドライバーに関しては未だ不明の部分が多いです。

オレカ07シャシー+専用ボディ+アキュラAR35TT
一番のライバルはキャディラックDPiーV.R

 アキュラARX-05とは、アキュラ・レーシング・エクスペリメンタルの5世代目という意味。オレカ07シャシーをベースにアキュラ専用のボディ・ワークを纏い、エンジンは生産車用のものをベースとした、すでにレースで実績のあるアキュラAR35TT(V6/3.5リッター/ツインターボ)が搭載するということです。チューニングやメインテナンスはもちろんアメリカン・ホンダのレーシング・アームであるHPDが担当します。
 一番のライバルはキャディラックDPi-V.R。ダラーラのシャシーにオリジナル・ボディ・ワークを装着。エンジンはストックカー用V8を6.2リッターの排気量でデイトナ・プロトタイプ用に仕立て上げております。市販のキャディラックCTS-Vはスーパーチャージャー付きだけれど、レース用は自然吸気。チューニング&メインテナンスはECR(アーンハート・チルドレス・レーシング)・エンジンズです。
 その他にもマツダ(2リッター直列4気筒ターボ)、ニッサン(3.8リッターV6ツインターボ)も参戦中です。アキュラが出て行くと一気に日本メーカーが3社。日本で人気、出ますかね??

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