オールラウンダーぶりに磨きがかかってきたロッシが琢磨のタイムを逆転し、2日目最初のセッションでトップタイムをマークする Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
今日もミッド・オハイオ・スポーツ・カー・コースは涼し目。風の強さも影響してのことだ。プラクティス3は午前9時55分開始だったが、気温は20℃しかなく、そのままでセッション終了まで行った。
最速ラップをマークしたのは、トロントで表彰台に上る3位フィニッシュをしたばかりのアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)。セッション終盤にチームメイトの佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)とトップ争いを展開、1分4秒4103のベストでトップから2番手に落ちていたが、19周目に1分4秒2303まで自身のタイムを縮め、琢磨を0.0969秒だけだが逆転してトップを奪った。
前日のコメント通り、jyん帳にマシンを仕上げてきた佐藤琢磨。このセッション2番手につけ、予選に期待が高まる Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
琢磨はセッション終了まで10分を切ってから1分4秒6052をマークし、ロッシ、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)、トニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)の後ろの4番手につけた。そこからもう一度コースに出た彼は、残り5分というところで1分4秒3272でトップに躍り出た。最終的にはロッシがトップとなったが、琢磨も2番手でセッション終了。久しぶりに非常に良い状態で予選に臨むこととなった。アンドレッティ・オートスポート勢のプラクティス1-2はいつ以来だろうか? 他の2人もライアン・ハンター-レイは7番手、マルコ・アンドレッティは11番手で、アンドレッティ軍団が今週末はこれまでロードコース以上の高いパフォーマンスを見せている。
ディクソン、カナーンのガナッシ勢が続きホンダ1-4位をスウィープ
3番手はディクソン=1分4秒4696、4番手はカナーン=1分4秒5067とガナッシ勢だった。そして、これはホンダ勢のトップ4独占ということでもあった。ロードコースでホンダが明らかな優勢。こちらも久しぶりのことだ。ガナッシの若手二人は、ミッド・オハイオで2013年に優勝(これが今のところキャリア唯一の勝利)しているチャーリー・キンボールは12番手、マックス・チルトンは17番手だった。
シボレーのトップは昨日と同じくジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)。タイムは1分4秒5579でトップとの差は0.3276秒と結構な差があった。6番手はシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)=1分4秒6171(トップと0.3868秒差)。
好調ホンダ!トップ10には7台が!!
ハンター-レイの後ろの8番手はジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)=1分4秒6247(トップと0.3890秒差)。9番手は2015年ミッド・オハイオ・ウィナーのグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)=1分4秒670(トップと0.4400秒差)。ホンダ・ドライバーがトップ10に7人(!)。そして、トップ10最後のスポットがエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)=1分4秒7137(トップと0.4834秒差)。この10人がコンマ5秒の中に入っていた。
ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は一度コース・オフもあって、ベストは1分5秒1600で19番手だった。
マシンに手応えの佐藤琢磨
「8番手ぐらいを目標にしていたから上出来
予選でQ3を狙えないとは言えない!」
Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大 |
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