インディーカーからの進退もうわさされるカストロネヴェスだが、アイオワ優勝の勢いをトロントでも発揮してプラクティス1でトップタイム Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
42歳のヴェテラン、キャリア20年目にして初タイトル獲得を目指すエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)が曇り空の下のトロントでの最初のプラクティスで最速ラップ=1分01秒12211をマークした。しかも、2番手には0.3887秒と大きな差をつけてのトップだった。アイオワに続いてメイン・スポンサーは今回も日立だ。
2番手は2014年トロント・ウィナーのジョセフ・ニューガーデン(今回はデイヴィルビスのオレンジ/白)、3番手はトップからだと0.4234、2番手からだと0.0347秒差の1分01秒5445を出したシモン・パジェノー(今回のカラーリングはDXCの黒/白)だった。
安定のディクソンがペンスキー勢に続き4番手タイム。ハンター-レイはAA勢トップの9番手 Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
ペンスキー勢の中で一人出遅れ、パワーは16番手
チーム・ペンスキーがトップ3をスウィープしたが、4番手にはポイント・リーダーで、2013年にダブルへダー両レースを制したスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ))がキッチリつけている。ベストは1分01秒7040でカストロネヴェスとは0.5829秒の差で、3番手だったパジェノーとの間にも0.1595秒の差があったが…………。
トロントのストリート・コースは昨年から1.786マイルに伸ばされ、コース・レコードは2016年にウィル・パワーが記録した59秒7747となっている。しかし昨年度ウィナーで、2007、2010年にも優勝しているウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は、プラクティス1でのベストが1分02秒台で、チームメイト3人とは大きく離れた16番手だった。
佐藤琢磨は10番手「マシンは理想のバランスに向かっています」
ディクソンの後ろの5番手は今年のデトロイトでダブルへダー/ダブル・ウィンを達成しているグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/今回のメイン・スポンサーはルッソー・メタル=ツール・キャビネットのメーカーでマシン・カラーリングは白/赤)。6番手にはスペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)がつけた。フロリダ州オーランドウ出身の23歳はインディカー・デビュー2年目だが、光る走りを見せて来ている。まだキャリア・ベスト・リザルトは7位と目立ったものを残せていないが…………。
ターン5のクリッピングポイントを攻める琢磨 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
キンボール、ニューカラーリングで登場
ニュー・スポンサーで登場したキンボール。青/白のカラースキームのマシンがまた1台加わった Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
アレシンの代役は今回はサーヴェドラが務めることに Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
ミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)はまたしてもヴィザ・トラブル…………かと思ったら、カナダには来ているもののマシンに乗せてもらえていない。代役にはセバスチャン・サーヴェドラが起用され、彼のスポンサー=AFSのロゴがエンジン・カウル部分に大きく載っている。アイオワで4位走行中にスピンした彼は、シート喪失の危機? サーヴェドラが残るレースに出場する可能性も?? 昨年のポコノで速かったアレシンだが…………。
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