チームメイトからのフィードバックを得て、最終アタッカーのパワーがPP獲得!Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
ディクソン、ニューガーデンも全くスピードを出せず!!
午後2時、アイオワ・スピードウェイの気温は28℃だった。朝のプラクティス終了時点と比べ、気温は2℃しかアップしなかった。しかし、強い日差しが照り続けたことで路面温度は44℃から51℃へと上昇していた。
最初のアタッカーはシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)だった。しかし、朝のプラクティスで184.401mphを出していた彼の2ラップ連続アタックは平均時速181.137mphと驚きの結果になった。
アイオワ初日は、プラクティスから予選までさんざんといった状況のディクソン Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
ところが、路面グリップは急速に回復
ヒルデブランドがトップに浮上!
路面の影響を強く受けたのは彼ら3人ぐらいで、その後はグリップの低さが解消され、各チームの調整も功を奏してかスピードが上って行った。5番目に走ったルーキー、エド・ジョーンズ(デイル・コイン・レーシング)は182.2990mph平均を出してトップに立ったほどだった。
ヒルデブランドとカーペンターがそれぞれ予選2位、4位につける。カーペンターはアイオワで2勝している Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
ファイナル・アタッカーのパワー、圧倒的タイムで逆転PP
ヒルデブランドからの情報も得て走ったエド・カーペンターだったが、結果は183.503mphと惜しくも届かず。ヒルデブランドのキャリア初PPがなるかと思われたが、最後の最後に大逆転が待っていた。しかも、それはヒルデブランドにとって少々ショッキングなものとなった。ファイナル・アタッカーのウィル・パワーは計測1ラップ目に今日の最速となる185.041mphを記録し、2ラップ目はそれより更に速い185.379mphをマーク。平均185.210mphと2位以下の大きく差をつけてのPP獲得を果たしたからだ。これはパワーにとってアイオワでの2回目(初は2010年)、今シーズン4回め、通算48回目のPPとなった。
唯一、平均185mphをクリアしてパワーはポールポジション獲得 Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
カストロネヴェス、カーペンターが3,4番手につけ、シボレーがトップ4独占!
予選2位はヒルデブランド。ポールは逃したが、予選の自己ベストを更新した。これまでのベストは今年のフェニックスでの3位だったのだ。
予選3位はカストロネヴェスで、予選4位はカーペンター。ペンスキーとECRがフロント2列のグリッドを分け合った。そして、シボレーによるトップ4独占も達成された。
15番目に走行した佐藤琢磨、ホンダ勢トップの予選5番手に!
プラクティスでは下位に沈んだが、佐藤琢磨は予選ホンダ勢トップに浮上した Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
予選6位はアレシン。7位はトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)。8位はジョーンズで、9位はジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)。そして、10位はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だった。トップ4を奪われたホンダ勢だが、トップ10の残り6グリッドは彼らが獲得した。
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