昨年のウィナー、ニューガーデンがアイオワ初日最初のセッションでトップタイムをマーク Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
気温:26℃(路面温度:41〜44℃)
ペンスキー、このセッションのトップ3を独占
昨年のアイオワ・コーン300で圧倒的勝利を飾ったジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー/昨年はエド・カーペンター・レーシング所属)が、今日のプラクティス1でも最速ラップを記録した。1時間15分と長めのセッションは、暑かったものの、暑過ぎはしないコンディションとなっていた。
セッション終盤、ニューガーデンは予選シミュレーションで平均時速185.609mphをマークした。2番手はウィル・パワー=185.260mph、3番手はシモン・パジェノー=184.401mphとチーム・ペンスキーがトップ3を独占した。エリオ・カストロネヴェスは181.762mphで18番手だった。予選シミュレーションは若い衆に任せた、といったところか。
4番手につけたのは、オーバル・スペシャリストのエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)=184.137。2014年からオーバル・オンリーでの出場を続けて来ているカーペンターだが、アイオワでの勝利はまだない。チームメイトのJR・ヒルデブランドは181.837mphで17番手。セッション終盤にターン2出口で単独スピンし、リヤから壁にクラッシュした。
ホンダ勢最速は5番手につけたアンドレッティ!
5番手にはマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)がつけた。アイオワは2011年にアンドレッティ三世がキャリア2勝を挙げたショート・オーバルだ。キャリア3勝目を目指す彼は183.975mphをセッション終了間際に記録した。アンドレッティ・オートスポートのチームメイトたちは、アレクサンダー・ロッシが183.665mphで8番手、2012 & 2014年のアイオワ・ウイナーであるライアン・ハンター-レイが182.323mphで15番手で、今年のインディー500ウィナーである佐藤琢磨は181.262mphのベストで21台出走中の20番手だった。
「マシンのフィーリング自体は悪くない」と語る佐藤琢磨
「みんなが予選のシミュレーションをやってスピードが上がって行く中、自分たちはレース用セッティングの方で少し後れをとっていたため、トリミングを十分に行えませんでした。だから、スピードで見ると後ろの方にいるんですが、マシンのフィーリング自体は決して悪くないと感じています。20周とかを走った状態でのラップ・タイムでは上位陣に遜色のないものが出ていましたし……。トラフィックの中でのドライビングは相変わらず難しいんですが、最後にマルコが良いタイムを出していたので、そのデータを参考にして予選では悪くても半分より前に行きたいですね。ダウンフォース量、タイヤ、夕方スタートで暑い中で行われるレース、コースのバンピーさなどが相まってオーヴァーテイクがとても難しくなっているアイオワですが、ロングランになってからのパフォーマンスで前に出て行けるような戦いをしたいと考えています」と琢磨は話していた。
ディクソン、ロード・アメリカのペナルティでプラクティス終盤走れず
チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ勢は、2010年にアイオワで優勝しているトニー・カナーンが6番手=183.769mph、今年のテキサスでオーバル初ポール・ポジションを獲得したばかりのチャーリー・キンボールが183.258mphで11番手、マックス・チルトンは182.818mphで12番手、セッション終盤をロード・アメリカでの違反行為(プラクティス中にチェッカード・フラッグが提示された後のコース・イン、禁止されているパドックからピット・エリアへの自走、インディカーの指令に従わなかった……の3件)に対するペナルティで走れなかったスコット・ディクソンが16番手だった。
気を吐くSPM勢、2台そろってトップ10入り
シュミット・ピーターソン・モータースポーツは近頃オーバルでちょくちょく奮闘を見せて来ているミカイル・アレシンが183.741mphで7番手。2013年にアイオワで勝っているジェイムズ・ヒンチクリフが183.657mphで9番手と2台揃ってトップ10入りと奮闘している。
デイル・コイン・レーシングはエド・ジョーンズが13番手で、オーバル・デビューを今週果たすエステバン・グティエレスが19番手だった。
チーム・ペンスキーがアイオワでも強く、対抗馬はエド・カーペンター・レーシングと、シヴォレーのショート・オーバルでの優位は変わらない。ホンダ勢ではどのチームがアイオワでベスト・パフォーマンスを見せるのか?
以上
0 件のコメント:
コメントを投稿