7シーズン目の初ポール! Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
気温:27~28℃
7シーズン目のキャリア初ポール・ポジション獲得
インディカー・シリーズ参戦7シーズン目を迎えているカリフォルニア州出身の32歳、チャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が新装テキサスでポール・ポジションを獲得した。
マット・ブラックの83号車に乗る彼は、プラクティス1でも2番時計をマークしていた。ノー・トウ(ドラフティング効果なし)で最速だった彼は、予選でも2周をミスなくまとめ上げ、平均時速222.556mphでキャリア初のPP獲得を果たした。
2番手には午前最速のディクソン!キンボールとの差、わずか0秒0083!!
ロッシ、チップ・ガナッシ勢に割って入る予選3番手
キンボールにはツキも味方していた。アタック順が22台出場中の18番目だったことが、優位に繋がっていた。プラクティスでトップ・タイムだった先輩チームメイトのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)は、彼より5人前の13番手。走行情報をもらったことも効果を発揮してなのか、0.0083秒(!)の僅差でキンボールが最速となった。2周しての差がこれだけだった。
グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)=220.954mph、佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)=221.458mph、トニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)=222.007mph、ディクソン=222.516mphとトップが変わって行って、ガナッシのベテラン2人によるフロント・ロウとなるのかと思ったところで、17番目のアタッカー=アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が222.442mphで2番手に割って入った。そして、ロッシの次のアタッカーとしてコース・インしたキンボールが222.556mphをマークし、ガナッシだけによるフロント・ロウが再び作り上げられた。
キンボール「109レース目で初のPP!これからもっと増やしていきたい」
Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
「テストでスコット・ディクソンが速かった。チーム内でデータを研究し、きょうのプラクティスの後にバランスを検討して、いいマシンにすることができた。ハードワークを続けて来てくれているエンジニアたち、クルーたちに報いるポール・ポジション獲得だ。これまでにも何度かPPのチャンスはあったが、惜しいところで逃して来た。109レース目で初のPP。ようやく手に入れた。嬉しい。これから2個め、3個めと増やして行きたい」とキンボールは喜んでいた。今シーズンに入ってから、キンボールは担当エンジニアがトッド・マロイに変更になった。エリック・カウディンが昔馴染みのカナーンの元へ移ることとなったからだ。このPPをマロイも大喜びしていた。
5位には代役出場のトリスタン・ヴォーティエ
2位がディクソンでガナッシがフロント・ロウ独占。3位にロッシに挟んで、4位もガナッシのカナーン。5位にはスポット参戦のトゥリスタン・ヴォーティエ(デイル・コイン・レーシング)が食い込んだ。
久々にインディーカーをドライブするヴォーティエだが、堂々予選5番手をゲット Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
ホンダ勢がトップ8をスウィープ!佐藤琢磨は8位!
佐藤琢磨はアンドレッティ・オートスポート勢の中では2番手となる予選8位 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
7番手はロシアのミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)。9人がアタックした時点までトップだった琢磨は最終的に8位。ホンダがトップ8を独占! シヴォレー、2連敗の後に3連勝で盛り返していたが、インディ500で敗れた後に急減速。ホンダはインディーカーGP、インディ500でトラブルを出しつつも優勝。デトロイトは連勝。トラブルはレース2終盤のジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)の1台のみだった。シーズン中盤戦はホンダ優勢で進んでいる。
ECRとペンスキー、異なるエアロアプローチを選んだシボレー勢
ロングタイプのエアロをチョイスしたカストロネヴェスだが、予選10位にとどまる Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
予選は2周の連続アタックなのだが、今日の予選ではトップから0.5秒の差の中に15人がひしめいていた。ホンダ優勢、シボレー苦戦と現在は言われているものの、ほんの小さなことで情勢は逆転する可能性があるということだ。
昨年度ウィナーのレイホールは11位。今回もクジ運が悪く、5番目と早めのアタックだったライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)は13番手。最悪のクジ運=最初のアタッカーだったマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)は15番手。
インディ500で初登場したハーディング・レーシングがテキサスにもエントリー。ドライヴァーは変わらずでギャビー・シャヴェス。彼らは20番手だった。
唯一の地元チーム(ヒューストン近郊だが同じテキサス)のAJ・フォイト・エンタープライゼスはコナー・デイリーが21番手で、カー・ナンバー14を纏うカルロス・ムニョスは予選出走せずで22番手だった。
以上
0 件のコメント:
コメントを投稿