2017 INDYCARレポート R7 シボレー・デトロイト・グランプリ Race1 Day1 プラクティス2：プラクティス2、そして今日の総合トップはエリオ・カストロネヴェス

得意のデトロイトでカストロネヴェスが初日のトップに立った　Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大

午後、暑いコンディションの中、カストロネヴェスがレッドで最速タイムをマーク
　午後になって気温が26℃まで上昇。プラクティス2はプラクティス１とは異なるコンディションでの走行となった。
　ほとんどのチームがレッド・タイヤを使っての周回もこなし、その中からエリオ・カストロネヴェス（チーム・ペンスキー）が最速ラップを記録した。プラクティス１でのトップ・タイムはグレアム・レイホール（レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング）による1分15秒3328だったが、プラクティス最速となったカストロネヴェスのベストは1分15秒1511と、0.1817秒速かった。レッド・タイヤはグリップが高いはずだが、暑くなって路面コンディションは悪くなっていたようで、ラップ・タイムは2セッションで大きく変わらないものになっていた。
カストロネヴェス「デトロイトは僕のスタイルに合っている」

　デトロイトで3勝しているカストロネヴェスは、「またデトロイトでレースができる。とても嬉しいことだ。ここが僕の初勝利だったから、印象が良くて、毎年頑張れれるんだと思う。誰でも初勝利を挙げたコースというのは特別なものだと思う。コンクリートとアスファルト、1ラップの中で路面がどんどん変わる。それが僕のドライビング・スタイルに合っているのかな」と好調の理由を語った。

2番手は午前中トップのレイホール、3番手にはロッシとホンダ2-3
　今日の2番手はグレアム・レイホール（レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング）。彼のベストはプラクティス１で記録された。プラクティス2でも2番手につける好調ぶりを見せているレイホールⅡ世だが、ラップ・タイムは1分15秒3519と自己ベストに0.0191秒及ばなかった。

　午後の3番手で、総合でも3番手となったのはアレクサンダー・ロッシ（アンドレッティ・オートスポート）。ベスト・ラップは1分15秒4323。プラクティス１でも5番手とロッシも調子は良さそうだ。

佐藤琢磨、午後のセッションは7番手
「午後のコンディションにマシンが合っていない」
　総合４、５番手はシモン・パジェノー（チーム・ペンスキー）とミカイル・アレシン（シュミット・ピーターソン・モータースポーツ）。６番手はジョセフ・ニューガーデン（チーム・ペンスキー）で、インディ500ウィナーの佐藤琢磨（アンドレッティ・オートスポート）は7番手でデトロイトでの走行初日を終えた。

Photo:INDYCAR (Bret Kelley)　クリックして拡大

「この順位ほど良くないかもしれない」とマシンを降りた琢磨は話した。

「午後のコンディションにマシンが合っておらず、レッド・タイヤを最後に使ったけれど、ラップタイムは良くならなかった」とコメント。明日の予選、そして決勝に向けてセッティングを見直す必要がありそうだ。2セッションとも上位につけているロッシのセッティングが参考にできるはずだ。
以上