2位以下を寄せ付けない走りでレイホールがレース1を制したPhoto:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
ストリート・コースでのポール・ポジションが2009年4月のセント・ピーターズバーグ以来(!)だったグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だが、今日のデトロイトでの彼はライバルをまったく寄せ付けない圧倒的な強さを見せつけて優勝した。堂々たるポール・トゥ・ウィン。ここまで完全な勝利は近頃では珍しい。
「レースを完全に支配することができた」と喜ぶレイホール
「明日も同じレースになるといい」
快晴で気温はまずまず高め、完全ドライ・コンディションでの70周のレースは、新品のレッド・タイヤでスタートし、その後はブラック、ブラックと繋いでゴールを迎えるのがベストの作戦だった。
Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大 |
負傷を押して出場のディクソン、2位入賞でランキング首位に
レース後、「すぐに足をアイシングしなくてはならない」と言っていたディクソンだったが走りは非の打ちどころなし |
グループ2での予選でトップ=フロント・ロウ外側グリッドからのスタートだったエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)は、スタートから2番手を守っていたが、13周目という早いタイミングでピットに滑り込んだ。レッドでの周回は少ないほど有利=ブラックでの周回を多くすることがアドバンテージと考えたのか、フルコース・コーションが出て大きな不利に陥るのを嫌ったのか、いずれにせよ、この早めのストップが大きな失敗だった。カストロネヴェスは3回目の、つまりは上位陣より1回多いピット・ストップをレース終盤に行わねばならず、7位という結果に終わった。
1周目に単独スピンのヒンチクリフが3位!?
敵地、デトロイトでホンダが1-2-3!
ヒンチクリフ、ちゃっかり?3入賞でホンダ1-2-3が完成 Photo:INDYCAR (Chris Jones)クリックして拡大 |
デトロイト=シボレーの地元でホンダが1-2-3! ホンダ・グラン・プリ・オヴ・アラバマでジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が勝ったことへのリベンジ成功。明日はどうなることか。
早めピットをチョイスした中での最上位はニューガーデンの4位
4位がそのニューガーデン。早めのピット(10周)した面々では最上位のフィニッシュだった。2回目のピットをイエロー中の28周目に行ったのが正解だった。1分14秒2062という強烈なファステスト・ラップも彼は記録した。
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5位は予選4位だったアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)で、6位はミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)。ホンダ勢5人がトップ6でゴールしたということだ。
佐藤琢磨「最初のピットが早かった」
7位がエリオで、佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は8位。3番手スタートでトップ3を序盤は保っていたが、カストロネヴェス同様にレッド・タイヤでの周回数を少なくしようという作戦に出たのが失敗だった。
速さ自体は十分にあった佐藤琢磨。作戦のチョイスが明暗を分けた Photo*INDYCAR (Chris Owens)クリックして拡大 |
以上
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