2017年6月24日土曜日

2017 INDYCARレポート 第10戦 コーラー・グランプリ・アット・ロードアメリカ Day1 プラクティス2:プラクティス2はジョセフ・ニューガーデンを先頭にチーム・ペンスキーがトップ4独占

デヴィルヴィス・カラーのマシンを駆るニューガーデンが午後のセッションではトップに Photo:INDYCAR (Matt Fraver) クリックして拡大
シボレー勢、午後のセッションで一気にスピードアップ
 プラクティス1はアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)が最速だったが、午後のプラクティス2ではチーム・ペンスキー、すなわちシボレー勢が一気にスピード・アップしてトップ4を独占した。トップはジョセフ・ニューガーデンで、1分42秒8229を記録。2番手は昨年のこのレースでポール・トゥ・ウィンを飾ったウィル・パワー=1分42秒8720。ここまでが1分42秒台。3、4番手はシモン・パジェノーとエリオ・カストロネヴェス。タイム、は1分43秒1370と1分43秒2227。どれもセッション終盤にレッド・タイヤ装着でマークされた。
   ニューガーデンとパジェノーの二人はブラック・タイヤでのラップ・タイムでまずは1、2、番手につけていた。ペンスキー勢はブラックでもレッドでも速いということだ。

午後のホンダ勢トップはヒンチクリフ Photo:INDYCAR (Chris Owens)
ホンダ勢最速は5番手につけたヒンチクリフ
ルーキーのジョーンズ、6番手につける大健闘
 5番手でホンダ勢トップだったのはジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)。タイムは1分43秒4802。トップとの差は0.6573秒あった。
 6番手はルーキーのエド・ジョーンズ(デイル・コイン・レーシング)=1分43秒6812。先週テストを行っているとはいえ、ルーキーでロード・アメリカでここまで上位につけたのは素晴らしい。残りのシーズンを戦うこととなったエステバン・グティエレスは、1分44秒0868のベストで17番手。


オールラウンドなルーキー離れした走りを見せるジョーンズはここロードアメリカでも上位につける Photo:INDYCAR (Matt Fraver) クリックして拡大
 7番手はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)で、8番手はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)。9番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)で、10番手はチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)だった。





プラクティス初日恒例、前戦テキサスのピットワーク・アワードの表彰を受けるディクソンとクルー。今回再びNTTデータにカラースキームを変更 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
アンドレッティ・オートスポート、コンディションに合わず
   アンドレッティ・オートスポート勢でトップ10入りしたのはハンター-レイのみ。プラクティス1で速かったアレクサンダー・ロッシはコース・アウトもあって11番手。マルコ・アンドレッティは14番手。そして、佐藤琢磨は1分44秒0183がベストで15番手。先週のテストでは1分43秒2が出ていたというから、レース・ウィークエンドに来てスピードが落ちている。

苦しむ琢磨「全体によくない」


Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
  走行後の琢磨は、「マシンがあまり良くなっていなかった。どこコーナーで、とかではなく全体的に良くない。朝のセッションではストレート・スピードが遅いという以前あった問題は出ていなかったけれど、午後にはその兆候が少しあった」と語っていた。テストのコンディションは涼しく、今日はやや暑い上に風も出ていた。路面のタイヤ・ラバーの乗り具合は今週末の方が良いはずだが、アンドレッティ・オートスポートのマシンは今日のコンディションに影響を受け、パフォーマンスを発揮できていない。

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