マイケル・アンドレッティ、マクラーレンCEO ザク・ブラウンとともに会見に臨んだ Photo:INDYCAR (Chris Owens) |
今もインディー500が昔と変わらないオーラを持っていることの証明」
現役F1ドライバーがモナコGPを休んでインディー500に出場ーーそんな前代未聞のチャレンジを二度のワールド・チャンピオンがなうというのが世界中で話題になっている。強い批判も一部から出ている。特にF1界から。“本業のF1でのパフォーマンスが良くないというのに、アロンソ自身もマクラーレンも、ホンダもどうしてこんな暴挙を許す?”と非難したメディアは、“パワー不足でもモナコGPならチャンスありなのに”とも書いていたが、彼にはマリオ・アンドレッティのこの言葉を聞いて欲しい。”フェルナンドは純粋なレーサーとしてインディー500出場を決めた。過去の偉大なF1ドライバーたちが目指したインディ制覇に、同じように挑戦しようと考えたのだ。成功した者も、成功できなかった者もいた。今回のことは、今もインディー500が昔と変わらないオーラを持っていることの証明と思う”。アロンソはジム・クラーク、グレアム・ヒル、マリオ・アンドレッティ、エマーソン・フィッティパルディ、ジャック・ヴィルヌーヴの跡を継ぐチャレンジを行なうのだ。ナイジェル・マンセルやネルソン・ピケの果たせなかった夢を追う。アンドレッティやヴィルヌーヴはインディー優勝が先だったが、世界最高のドライバーとなるべく世界のレースで勝利を目指すという点で何の違いもない。
マクラーレンCEO ザク・ブラウンとAAのピットでレースを観戦 Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) |
アロンソは、「4~5年前から世界のトリプル・クラウン=モナコGP、ル・マン24時間、インディー500を制することができたら最高だと考えるようになった。より完成度の高いドライバーとなって、異なるカテゴリーでも速く走り、勝ちたいと」と語り、「ル・マンのマシンはF1に似ているようで、多くのF1ドライバーたちが慣れることに苦労をしていない。F1ドライバーにとって最もマスターするのが難しいのがインディーカーだと思う」ともコメントした。
“僕はF1に集中している”とか、“オーバル・レースは危険だ”といった意見がF1ドライバーの中から聞かれたが、そんな否定的な声をアロンソはまるで気にしていない。強い情熱に突き動かされて決意をしたからだ。「僕がインディに挑むのは、レーシング・カーを愛し、最速マシンをドライブすることを愛しているから。誰が何を言っているかは知らない。僕ら(F1ドライバーたち)は会話をしないからね。独特の世界なんだ。この挑戦を聞いて喜んでくれた人もいたし、僕がどれぐらい戦えるかに興味を持ってくれる人もいた。それ以外は、人生の何についても幸せになれない人たち」と批判的意見を一笑に付した。
ヴィルヌーヴ「インディーに挑むレーサーは古代ローマの剣闘士と同じ
原点に立ち返るドライバが出てきたことに感激している」
会見前にカストロネベスと談笑 Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) |
インディー500で勝ってから F1に進出、チャンピオンにもなったヴィルヌーヴは相変わらずの辛口コメントをしている。“フェルナンドは勝ちに行くだろう。それが素晴らしい。エキサイティングだ。インディーに挑むレーサーは古代ローマの剣闘士のようなもので、そういう人たちがインディーカー・レースを作り上げた。原点に立ち返るような挑戦を行なうドライバーが出て来たことに感激している。ドライバーというものにはアロンソ・タイプとロズベルグ・タイプがあって、(批判的なコメントをした)ニコ・ヒュルケンベルグはロズベルグ・タイプだ」とコメントしている。
インディー500参戦はマクラーレン自らが選択したプロジェクト
アロンソがモナコを欠場することでチーム・スタッフの中にはやる気を削がれる者もあるかもしれない。しかし、アロンソは新たなエネルギーを得る。そのプラス効果をマクラーレンは取ったのではないか。このプロジェクトはブルース・マクラーレンが興したレーシング・チームが自ら選んだものでもある。彼らはF1よりも先にアメリカのスポーツカーで成功を収め、70年代にはインディー500で3勝を挙げた。F1オンリーのチームではない歴史の持ち主なのだ。それを多くの人たちは忘れているか、知らない。厳しい時代を過ごしている今の彼らには、トップへの復活を目指して原点回帰を行なうのもアリだと思う。アメリカへの再進出はビジネス・チャンスに繋がる可能性もあるし、彼らのメインであるF1での活動に寄与するケースだって考えられる。
インディー、F1ともに大きなメリットがあるチャレンジ
アロンソが掴んだ今回の挑戦は、本当に千載一遇のものだと言える。彼がF1で頂点に登りつめて行っている真っ最中、あるいはトップに君臨した頃の全盛期だったら起こり得なかった。F1の繁栄しか考えていない人物がまだ仕切っていたら、握り潰されていただろう。今まだアロンソは現役のF1ドライバーで、しかも、下り坂でシート確保に苦労しているわけでもない。勝つ力を備えたトップ・ドライバーだ。そんなF1ドライバー、それも二度もワールド・チャンピオンに輝いた人がインディー500に挑戦することには本当に大きな意味がある。F1とインディー、どちらにとっても大きなメリットをもたらすはずだ。
「難しいチャレンジであることは分かっている」
「僕のファンもこのチャレンジを歓迎してくれている。期待していなかった反応だ。何ヶ月にも及ぶ準備とか、オーバル・レースを他で一度も体験してから……ということにもならない今回のインディー500参戦がとてもユニークなのは承知の上だ。難しいチャレンジであることもわかっている。ファンもそれを理解してくれている。この挑戦を僕はモータースポーツを愛している人にとって良いニュースだと考えている」。
もしインディでアロンソが怪我でもしたら、「ほ~ら、言わんこっちゃない」と多くの人が言うだろう。しかし、本人が納得してのチャレンジだ。リスクを乗り越えて勝ち取りに行きたかった栄誉なのだから、アロンソは後悔しないと思う。
会見会場に横溢したアロンソのレースに対する情熱
インディーカーのパドックのアロンソは、すでにオープンマインド。ファンサービスもアメリカナイズ Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) |
“ファン・パブロ・モントーヤと再びレースで戦うことに関しては?”との問いにアロンソは、「わからない。彼は上位で戦わないかもしれないし……」と答え、会場に笑いの渦を起こした。“自分は優勝争いをする”というワールド・チャンピオンの自信がチラリと覗いたジョークだった。
担当エンジニアはディクソンの4回のタイトルを支えたエリック・ブレッツマン
ピットで作戦を仕切るのはマイケル・アンドレッティ!
アメリカの、それもインディーカー・シリーズのレース会場にいることもあってか、アロンソはすでにインディー500へと強くフォーカスしているように感じられた。アンドレッティ・オートスポートとホンダが絶大なる支援をしているのだから当然か。担当レース・エンジニアは今年からアンドレッティ・オートスポート入りしてテクニカル・ディレクターを務めているエリック・ブレッツマンが務めることと決まった。チップ・ガナッシ・レーシング・チームズでスコット・ディクソンを4度チャンピオンにつけた男だ。ピットで作戦を仕切るのはチーム・オーナーのマイケル・アンドレッティ。2003年インディー500ウィナーで、2000、2001年インディーカー・チャンピオンのジル・ド・フェランがアドバイザーとして付く。アロンソはインディアナポリスにHPDが持っているシミュレーターをフルに活用することも計画している。
以上
第三選フェニックス予選はまたしても予選だけは速いオールバック男のえりおかすとろねべすが奪取そして我らが琢磨選手はなかば指定席の18位からスタート何だろうこれはデジャブか?きっとまたバーバーと同じくかすとろねべすはすぐ誰かに抜かれて優勝出来ず琢磨選手はせいぜい頑張って10位ぐらいにおわりまた聞きたくない言い訳のイヤーリアブレーキがトラブル発生でポジション維持が精一杯でしたそれが無ければ前走るトニーカナーン抜けたんですが等とまるっきり同じコメント聞くことになるんでしょうか村田さんイヤー村田さんのコメント聞くの楽しみですほらほら危ないですよは傑作ですねあるコーナーで大渋滞で抜きにかかるドライバーに対して発せられた村田さんのほらほら危ないですよは優しさ溢れる素晴らしいコメントですこれからも期待しています天野さんとはスカイプで繋がっています天野さん琢磨選手のコメントお願いいたします琢磨さん今回はこうゆう結果でしたが日本のファンに向けて言い訳お願いいたします。
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