2017年4月24日月曜日

2017 INDYCARレポート R3 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマace Day ファイナル・プラクティス:最速はマルコ・アンドレッティ

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
ファイナル・プラクティスは完全ウエットでスタート

 プラクティス・ファイナルは雨の中で始まった。金曜は夏みたいな陽気だったのに、今朝は一転、冬に逆戻りしたようだった。プラクティス開始時の気温は16℃しかなかった。午後には晴れる予報とあって、シュミット・ピーターソン・モータースポーツの2台と、今回がデビュー戦のザック・ヴィーチ(エド・カーペンター・レーシング・)は一切走らなかった。

アンドレッティ、セッション終了間近にスリックでトップタイム

 19台が走り、最速はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)。今週2回目のセッション・トップを、彼は走行時間終了間際にスリック・タイヤ装着で手に入れた。雨はセッション途中で止み、かなり乾いて来たところでスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が1分17秒8426をマークしてトップに立ったが、アンドレッティが最後の最後に記録したラップはそれより3秒以上も速い1分14秒3711だった。


ホンダ勢、このコンディションではマシンの仕上がりは良さげ Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大
  3番手はアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ)、4番手はスペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)、5番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)だった。
 ポール・シッターのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は6番手で、バーバーの昨年度ウィナーであるシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は3周を走っただけで13番手。

佐藤琢磨「どんなコンディションの戦いになるのか楽しみ」 

 佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)はシステム・チェック的にセッション終盤の、路面が乾いて来たコンディションで8周を走行した。

決勝日は一転、4月のテストに似たコンディションとなり、琢磨には有利な状況だ Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 「インスタレーション・ラップをやったぐらいの感じです。プッシュ・トゥ・パスのチェックとか、レイン・タイヤの内圧のチェックも行なえました。今日のこの涼しいコンディションは4月初旬にテストをした時と似ているので、セッティングはその時に近いものとするかもしれません。でも、今日の場合は陽が出れば路面温度はすぐに高くなるでしょうから……。昨晩からの雨で路面のラバーも流れちゃったし、どんなコンディションでの戦いになるか楽しみです」と琢磨はコメントした。

*フェルナンド・アロンソの記者会見が午前11時から30分強行われた。マクラーレンのザック・ブラウン、アンドレッティ・オートスポートのチーム・オーナーであるマイケル・アンドレッティも同席した。

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