ヒンチクリフ、2年ぶりの優勝! Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
ロング・ビーチとしては珍しい涼しいコンディションで始まったレースは、去年までよりも5周長い85周で争われ、ジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が優勝を飾った。予選4位だった彼はユーズド・レッドでのスタートだったが2番手までジャンプ・アップし、燃費セーブも成功させて2回のピット・ストップでゴールまで走り切った。
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ヒンチクリフを追い詰めていたハンター-レイ、残り5周でトラブル
3ストップのハンター-レイ、2ストップのディクソンの争いでレースは展開。2度目のフルコースコーション発生で、戦局はハンター-レイに大きく傾いたが…… Photo:INDYCAR (Richard Dowdy) クリックして拡大 |
新品レッド装着のブルデイのチャージを退け2年ぶりの優勝
ハンター-レイがまさかの脱落をしても、ヒンチクリフの戦いは楽にはならなかった。彼に代わって2番手に浮上してきたのは開幕戦ウィナーのセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング)。ロング・ビーチで3勝の実績を持つ彼は予選12位から優勝を狙える位置までポジションを上げて来ていた。しかも、ブルデイはハンター-レイとは違って新品のレッド・タイヤを装着していた。
ブルデイに祝福されるヒンチlクリフ。ホンダ勢が1-2フィニッシュ達成! Photo:INDYCAR(Chris Jones)クリックして拡大 |
喜ぶヒンチクリフ「開幕戦に続いてマシンはとても速かった」
1秒4940秒差の2位はブルデイで、ホンダは開幕2連勝を昨年8月のテキサス以来となる1-2フィニッシュで飾った。ホンダの2連勝は2015年8月のミド-オハイオ、ポコノ以来だ。
「久しぶりの勝利。表彰台のトップにまた立つことができ、感激している。去年は怪我からのカムバックのシーズンだったが、何度か勝てそうなレースがあった。今年に向けてはチームが休みなく頑張って来てくれ、開幕戦に続いてマシンはとても速かった。そして、クルーたちのピットストップのスピードもあったからトップに立つことができた。この競争の激しいインディーカー・シリーズでまた勝つことができて嬉しい」とヒンチクリフは語った。
開幕戦ウィナーのブルデイ、今回も後方から追い上げる展開で2位!
ニューガーデン、ホンダ勢の一角を崩す3位表彰台
ブルデイはスタート直後に起きたウィル・パワー(チーム・ペンスキー)とチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)のアクシデントによる混乱時にマシンの戦後にダメージを負った。そのため、ピットで前後ウィングを交換し、順位は20番手まで後退。ピット・ストップ回数も3回となっていた。しかし、開幕戦の最後尾グリッドからの優勝に近い驚くべきポジション・ゲインを彼とチームは実現。開幕2ラウンドで優勝と2位という目覚ましい活躍ぶりでポイント・リーダーの座を守った。今シーズンはまだペンスキーもガナッシもアンドレッティも1勝も挙げていない。
シボレー最上位は2位のニューガーデン。ペンスキー移籍後初の表彰台だ Photo:INDYCAR (Richard Dowdy)クリックして拡大 |
5位は最後尾スタートだったシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)。しぶとい戦いぶりで彼はポイント3位につけている。
ポール・スタートだったエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)は1周目に6番手まで一挙に後退し、その後は目立った戦いぶりを見せることができずに9位フィニッシュ。パワーも1周目にアクシデントを起こしたために13位という結果しか得られなかった。
佐藤琢磨、トップ10入り目前でエンジントラブル発生
佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は予選結果と同じ18位だった。トップ10入りを狙えるポジションで終盤戦を戦っていたが、前触れなしのエンジン・トラブルにより78周でリタイアとなったのだ。
粘り強い走りを見せていた琢磨だったが…… Photo:INDYCAR (Richard Dowdy)クリックして拡大 |
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