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| ターン11ヘアピンを立ち上がるディクソン Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
昨晩遅くからロング・ビーチに雨が降り、朝方もごく弱いものだが小雨が降っていた。予選日の今日は曇り空と低い気温で始まった。しかし、プラクティス3が始まる直前に太陽が顔を出し、徐々に暖かくなって行った。
気温が17℃、路面が33℃で始まった45分間のセッションは、トップが次々と入れ替わるエキサイティングなものになった。それも驚くべき僅差での烈しいタイム争いが繰り広げられた。
佐藤琢磨が真っ先にコース・イン！
グリップがまだ低いと見られたセッション開始早々は走るマシンが少なかったが、トップで佐藤琢磨（アンドレッティ・オートスポート）がコース・イン。走行開始から７分弱が経過した時にセバスチャン・ブルデイ（デイル・コイン・レーシング）が開幕戦に続いてアウト・ラップにクラッシュ（フロント・ウィングを破損）してのレッド・フラッグを出したが、その時点までグレアム・レイホール（レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング）、アレクサンダー・ロッシ（アンドレッティ・オートスポート）らとともにペース・セッターとなっていた。
ブルデイによるレッドが解かれるとほぼ全車がコース・イン。烈しいタイム争いがスタートした。
激戦を制したのはディクソン！ブラック・タイヤで去年のPPタイムに肉薄
トップ争いを演じたのはライアン・ハンター-レイ（アンドレッティ・オートスポート）、琢磨、レイホール、シモン・パジェノー（チーム・ペンスキー）、ブルデイ（ピットでの５分ほどの作業で走行再開）、スコット・ディクソン（チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ）、ジェイムズ・ヒンチクリフ（シュミット・ピーターソン・モータースポーツ）、ウィル・パワー（チーム・ペンスキー）、エリオ・カストロネヴェス（チーム・ペンスキー）！ 最終的にトップに手にしたのはディクソン。残り２分を切ってから1分07秒1348をマークしてのことだった。ブラック・タイヤで昨年のポール・ポジション・タイム（＝1分07秒1246)にほぼ並んでみせた。ディクソンのセッション・トップはプラクティス１に続いて今週末２回目。2番手となったハンター-レイとの差は0.0002秒！ トップ6がコンマ１秒台にひしめいた。トップ8がコンマ2秒以内、トップ10はコンマ3秒以内に収まっていた。セッッション終了時の気温は18℃。路面は35℃まで上がっていた。午後の予選は昨日と同じく、更に路面の温度が高くなると見られる。
佐藤琢磨、5番手に終わるもトップとの差はわずかに0.05秒！
琢磨は「5番手であることより、トップとのタイム差が縮まっているところが嬉しい。コンマ１秒とかの差に何台もが入ってる。僕はノー・マージンで走ってました。予選も同じように行くだけ。頑張れそうです。ノー・マージンで走れているのは、マシンに自信が持てているから」とコメント。予選直前、ブラック・タイヤでのタイムとはいえ、トップとの差は0.0507秒しかなかったのだから開幕戦と同じくファイアストン・ファスト６で戦えそうな勢いを掴んでいると言っていいだろう。
プラクティス3の最終結果は以下の通り。
1 スコット・ディクソン 1'07''1348
2 ライアン・ハンター-レイ 1'07''1350
3 シモン・パジェノー 1'07''1713
4 ジェイムズ・ヒンチクリフ 1'07''1746
5 佐藤 琢磨 1'07''1855
6 グレアム・レイホール 1'07''2286
7 ウィル・パワー 1'07''2639
8 ジョセフ・ニューガーデン 1'07''2639
9 セバスチャン・ブルデイ 1'07''3298
10 アレクサンダー・ロッシ 1'07''3923
11 エリオ・カストロネヴェス 1'07''5194
12 チャーリー・キンボール 1'07''5470
13 ミカイル・アレシン 1'07''5581
14 コナー・デイリー 1'07''6044
15 トニー・カナーン 1'07''6230
16 スペンサー・ピゴット 1'07''7376
17 マルコ・アンドレッティ 1'07''8959
18 エド・ジョーンズ 1'08''0446
19 マックス・チルトン 1'08''0731
20 JR・ヒルデブランド 1'08''0997
21 カルロス・ムニョス 1'08''1686
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