「体の中のレッドタイヤのフィーリングを確認できました」
Jack Amano(以下――):プラクティス2は4番手のタイムでした。ブラックとレッド、両方使うこともできました。最後にトニー・カナーンがストップするなどあって、時間が足りなくなるんじゃないか? と心配しましたが?
佐藤琢磨:そうでしたね。でも、まぁまあうまく時間を使えましたよね。ロング・ランとかは全くできていないけれど、4台がレッド・タイヤを使って走れました。それぞれが数周ずつだけど、良いデータが得られたんじゃないかな? 少なくとも僕自身の中の体のレッド・タイヤのフィーリングみたいなものはちゃんと確認ができたので、明日の予選に向けては、セント・ピーターズバーグと比べて全然楽ですね。
「朝イチのマシンはフィーリングが合ってなかったです」」
――プラクティス1の18番手と比べて、4番手とポジションがこれだけ良くなったというのは、どういう変更や変化があったカラなんでしょう?
佐藤琢磨:先ずはクルマがちゃんと動くようになって、自分が自信を持って走れていたことが大きいですね。プラクティス1では、朝イチのマシンはあんまり僕の好みじゃないっていうと変だけど、うまく操れなかったですね。フィーリングが合ってなくて。で、まぁラップ数も少なかったし、一気にタイムを上げるっていう雰囲気ではなかったので、ちょっと様子を見ながら走ってました。それがプラクティス2では、自信を持ってクルマを操れていたし、チームメイトも上位にいるので、彼らのプラクティス2でのデータを見るのも楽しみです。
「チーム内では僕とマルコは似た傾向のセッティング」
――今回がアンドレッティでの2戦目。テストもこのレース前に3回あって……ということで、4人のチームメイトで、例えばライアン・ハンター-レイとセッティングの好みが似ている……とか、マルコと似ている……とかありますか?
佐藤琢磨:そうですね。多分、マルコと僕はもしグループで分けるとすると似ているかな? まった同じというわけじゃないけど、ライアンとロッシは近いですね。それはブレーキングからのアプローチとか、クルマへの要求度とかも近いものがありますね。
――フロント重視とか、そういうことですか?
佐藤琢磨:まぁ、そうですね。ただ、4台を通して良いものが見つかった時は、それを投入すればみんな速くなったりするので、グループ分けとと言っても非常に狭い範囲でのことを言ってます。どの人とどの人が似てるか……って言えば、多分マルコと僕が近いフィーリングを好むんじゃないかって思います。ロッシとかライアンは、極端にフロントが入ってくれなきゃいけなくて、リヤは後から考える……みたいな感じ。僕とかマルコはリヤのフィーリングを大事にしつつフロントを入れて行きたい。だから、どっちを先に取るかってことなんですよね。最終的には同じところに帰ってくることもあるわけですけど。
「ハンター-レイと競い合って、チーム全体を底上げしたいですね」
――今回マルコが2番手で琢磨選手が4番手というのは、そっち側のフィーリングのマシンが良い仕上がりになってるって意味でしょうか?
佐藤琢磨:それも傾向としてはあるかもしれないですね。コンディションとか、コースのキャラクターとか。そうは言うものの、やっぱりハンター-レイはここでのレコードを見れば圧倒的に強いので、明日は間違いなく上がってくるでしょう。彼と競い合いながらチーム全体を底上げして、予選上位につけたいですよね。
以上
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