2017年4月8日土曜日

2017 INDYCARレポート R2 トヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチ Day1 プラクティス1:最初のプラクティスはスコット・ディクソンが最速

初日最初の走行から好タイムをマークしたディクソン Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
ディクソン、最初の走行から昨年のポールタイムに0.5秒差

 トヨタ・グラン・プリ・オブ・ロング・ビーチが始まった。午前10時にプラクティス1は気温17℃、路面温度27℃でスタート。45分間のセッションではスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が最速となる1分07秒6357をマークした。エアロ・パッケージはフリーズだが、セッティングの進歩やエンジン・パワーの向上により去年のポール・タイム=1分07秒1246(エリオ・カストロネヴェス)に0.5111秒まで迫って見せた。

 走行開始から積極的に走っていたのはトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)と、セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング)のベテラン二人。そこにジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が加わった。
 2015年ロング・ビーチ・ウィナーのディクソンは4周目にして早くも1分08秒台に突入して2番手につけ、一度ピットに入った後に1分7秒6357をマークし、ブルデイを押し退けてトップに躍り出た。

2番手、3番手はカストロネヴェス、パワーのペンスキー勢

 セッション終了のフラッグが振られたラップに2001年ロング・ビーチ・ウィナーのエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)が1分07秒7609を出して2番手へと飛び込み、そのすぐ後にウィル・パワー(チーム・ペンスキー)も1分07秒9058の自己ベストをマーク。2008&2012年ロング・ビーチ・ウィナーの彼は5番手に滑り込んだ。3番手はチャンプカー時代に2005〜2007年の3年連続優勝を記録しているブルデイ(1分07秒8187)。4番手はヒンチクリフ(1分07秒8195)で、トップ5はホンダ3vsシボレー2となった。
 昨年度ウィナーで昨年度シリーズ・チャンピオンのシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は、1分08秒1668で9番手につけた。

佐藤琢磨18番手ながらマシンに好感触

ターン11を攻める琢磨。午後のセッションに向け好感触 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
  アンドレッティ軍団は、ロッシの1分07秒9702がトップで22台中の6番手。2010年ロング・ビーチ・ウィナーのライアン・ハンター-レイは1分07秒9842で7番手。マルコ・アンドレッティは1分08秒2555で12番手。2013年ロング・ビーチ・ウィナーの佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は18周を走り、9周目の1分08秒7972がベストで18番手だった。
 「コースのレイアウトには変更がありませんが、路面は裏のストレートなどが全面的に新しくされています。アンドレッティ・オートスポートのマシンは、やっぱり去年までのチームのものとはセッティングが異なるため、走っていてのフィーリングも違います。現時点で自分は良いラップ・タイムを出せてませんが、マシンの感触は良いです。チームメイトが好タイムをマークしてるし、午後のプラクティスが楽しみです。レッド・タイヤを使ってのプラクティスもやろうと考えています」と琢磨は話していた。
 チェッカード・フラッグが振られた午前10時45分、気温は17℃のまま、路面は31℃まで上昇していた。午後はもう少し暑くなりそうだ。
以上

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