2017年4月9日日曜日

2017 INDYCAR 佐藤琢磨インタビュー 4月8日:2013年ロング・ビーチ優勝メモリアル・ワイン

こちらが佐藤琢磨ロングビーチ優勝記念ワイン。ラベルはレース関連の著名なペインター=ランディ・オウエンスが描いた「2013年ロング・ビーチ・ウィナー=琢磨の走り(俯瞰)」。
ロング・ビーチGP会場内にランディが出しているお店にボトルが飾ってあった。Photo:Masahiko Amano
佐藤琢磨のロング・ビーチでの2013年のインディーカー・レース優勝は、日本人ドライバーとして初めてのものだった。その勝利を記念した佐藤琢磨(=TS)ブランドのワインが作られ、この木曜日にロング・ビーチのホテルでお披露目がなされた。私Jack Amanoは夕方にLA到着の便だったため、そのパーティには残念ながら出席できず(=試飲もできるチャンスだったのに)。金曜日に琢磨選手にアレコレ聞いてみた。

Jack Amano(以下――):2013年の優勝を記念したワインなんですってね?

佐藤琢磨:はい、そうなんです。だから優勝した2013年に生産されたぶどうを使って作りました。ぶどうの種類はキャベルネ・ソーヴィニョンです。僕としては絶対にキャベルネにしたかったんです。記念のワインなのでヴィンテージにしたい。で、すぐにマーケットに出せるだけのクォリティはあるんですけど、10年、15年待って、そこから美味しくなるようなワインになってます。
――ぶどうはどこから手に入れたんでしょう?

佐藤琢磨:フォイト・ワインを製造しているメーカーとフォイト時代に仲良くなっていたので、そこからです。AJが毎年インディーの記念ワインとかを出していますよね? あぁいうのが僕も欲しいなと思っていました。やっぱり初優勝だし、このロング・ビーチのブランドも使えるということで、ロング・ビーチ・エディションということで、ランディー・オウエンスの絵を使ったラベルにして、ボトルやラベルなどのデザインは世界中から公募して、F1時代から僕のファンだったというアルゼンチンのデザイナーの人にやってもらいました」

――日本でも買えるようになるんでしょうか?

佐藤琢磨:はい、日本にも販売ルートを作ろうと考えています。本数は限定ですが。

――アメリカだと映画監督がワインのブランドを持っていたり、ゴルファーがオリジナルのワインを出したりしてますが、日本のアスリートではあまり聞いたことがないですよね?

佐藤琢磨:そうですね。あんまりそういうことは意識してなかったですけど、僕自身がワインは前から好きだし。そんなに詳しいわけじゃないですけど、好きだから、記念にワインを作るっていうのはいいアイディアだなって思ってました。だからいちばん最高のものを最初にやりました。これから勝つたびに出すのかはわからないですけど、出したいですね。今回はいちばん良いクォリティのを自分でもテイスティングをしました。

――インディー500に10回出場……とかでもアリですか?

佐藤琢磨:そういうのも一つのアイディアですね。でも、本当はインディーで勝って出したいね。

――ワインてことになると、ソノマで勝つのかいい気もしますね?

佐藤琢磨:はい。

――カベルネ・ソーヴィニョンてことは、ぶどうはカリフォルニア産を使ったってことですよね?

佐藤琢磨:そうです。ナパ・ヴァレーのものです。もうすでにこちらのオーソリティによるスコアが出てるんですけど、同じ価格帯で高い点数をつけてもらっています。

――価格はどれぐらいに??


佐藤琢磨:高いです。95ドル。でも、そのレベルの価格帯のワインの中で92点てスコアが出ています。それは凄い高いものだということです。金賞に近いぐらいです。それは、金賞を取ったぶどうが入っているからなんですね。そのぶどうとの掛け合わせによって良いワインになっているんです。
以上

1 件のコメント:

  1. インタビューありがとうございます!!
    天野さん、試飲できなかったんですね(><)残念。

    返信削除