Photo:GM Corvette Racing クリックして拡大 |
セントピーターズバーグのすぐ後、同じフロリダ州で行われたスポーツカーの伝統的イベント=セブリング12時間レースではキャディラック・エンジン搭載(NASCARのシボレー・エンジンと兄弟)のDPi(=デイトナ・プロトタイプ・インターナショナル:世界を基準としているので、アメリカ国内限定カテゴリーが“インターナショナル”と呼ばれている)がデイトナ24時間に続いてのメジャー・レース優勝(それも同じチーム=ウェイン・テイラー・レーシングにより)を果たした。
参戦マニュファクチャラーが多くDPi以上に熾烈な戦いとなっているGTLMカテゴリーでは、GMのシボレー・コーヴェットC7.Rが昨年に続いて優勝。クラス7位までがトップと同一周回という大接戦を制しての3年連続優勝は、このチームにとってのセブリングにおける10勝目ともなった。ウィング・マシンに乗っていたのはアントニオ・ガルシア、ヤン・マグヌッセン(元F1&インディーカー・ドライバーで、2017年のハースF1チームのドライバー=ケヴィン・マグヌッセンの父)、マイク・ロッケンフェラー。
チップ・ガナッシのフォードGT3メジャースウィープを逃す
トップから4.453秒差の2位でフィニッシュしたのはフォードGT(フォード・チップ・ガナッシ・レーシング・チーム)。彼らは惜しくもル・マン24時間(昨年の)、デイトナ24時間、セブリング12時間の3メジャー3戦連続制覇を逃した。このマシンに乗っていた3人の中にはセント・ピーターズバーグでのインディーカー開幕戦で優勝したばかりのセバスチャン・ブルデイも含まれていた(他の2人はジョーイ・ハンドとダーク・ミュラー)。3位はフェラーリ488GTE(トニ・ヴィランダー/ジェイムズ・コラード/ジャンカルロ・フィジケラ組)で、4位は2台目のフォードGT(ライアン・ブリスコー/リチャード・ウェストブルック/スコット・ディクソン組)だった。セブリングにフォード/ガナッシは、ル・マンやデイトナより1台少ない3台のフォードGTをエントリーさせていた。
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