2017年2月12日日曜日

2017 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 2月10日 フェニックス・オープン・テスト Day1 プラクティス1:「今までと環境が違うドキドキ感はありましたが、フィーリングは非常にいいです」

ジャック・アマノの取材を受ける琢磨 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
「マルコと僕はカーボン・コピーのセッティング」

Jack Amano:どうでしたか、今年最初のテスト、最初のセッションは?

佐藤琢磨(TS):ドキドキしましたね、やっぱり。

――サーキットをこのチームで走るのは初めてだと思いますが、第一印象は?
佐藤琢磨:走り出してからは、もうあまり変わらないですよね。自分のコクピットでの仕事に集中するだけだったので。ただ、アンドレッティ・オートスポートで走るということは、環境が今までとは違うドキドキ感がありますね。チームメイトがいるっていうのも心強い。僕が走る前に、27号車はこうだ、28号車と98号車はこう感じているというアップデートがコンスタントに来てましたから。僕とマルコは基本的にカーボン・コピーのセットアップで走ってたんですけど、そういう意味では、彼がこう感じていて、クルマのセットはどうなっているっていうのを常にアップデートしてくれていたので安心感が全然違いました。


 特に、このフェニックスというコースは、去年ボクはちょっと怖い思いをしている(レース・ウィークエンドのプラクティス序盤にエアロのセッティング・ミスが原因で大アクシデント)ので、最初のうちは自信をつけるべく少しずつスピードを上げて行きました。でも、10周ぐらいで感じっていうのは戻って来て、次の10周でまぁ完全にフィーリングっていうのは戻って来ていたので、そこからは結構いろんなテスト・アイテムをトライして、最後にはニュー・タイヤを履いて、ラップタイム的にもチームメイトたちと遜色の無いところまで行きました。まぁ、今はタイムは気にしていないですけど、フィーリングとしては非常にいい感じです。

「ここに来た時点でクルマはとても高いレベルにあると思いました」
――ホンダ・エンジン、ホンダ・エアロでマシンは同じですが、乗ってみるとアンドレッティとフォイトでフィーリングは違いますか?

佐藤琢磨:やっぱり違いますよ。もちろんパッケージは基本的に同じものを使っているので、例えば良い部分や嫌な部分ていうのは同じように持ってますよね。ただ、事前の予習のボリュームっていうのが全然違うので、ここにクルマを運んで来た時点で非常に高いレベルにあるなって思いましたね。それは、このチームが去年の秋に、インディーカーの空力とファイアストンのタイヤ・テストに来ているっているのも大きく影響していると思います。ベースのセットアップがもうでき上がっているのんです。今回は、ファイアストンが右側のタイヤをスーパー・スピードウェイ用に変えて来ました。それでタイヤの構造が変わった分、微調整は必要ですけど、他のチームメイトがこうなっているから、ウチらはこうしようっていう風にすぐに対応できていました。そこから一歩外れたところで、ボクとギャレットが感じて、こうしたいっていうところもテストできて、考えていた通りにクルマが反応してくれたので、フィーリングとしては良かったです。

――4台の役割分担は?

佐藤琢磨:2日間しかテストがないので、プログラムはチームによってキッチリ分けられています。ただ、ボクに関しては、“味噌っこ”じゃないけど、とりあえず先ずは誰かのマネをして、このチームのクルマの感じっていうのを捉えてもらって、それからテスト・アイテムに移って行くってみたいな感じでした。それが今の最初のセッションでうまくできたので、非常にスムーズで良かったと思います。
以上

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