2016年7月23日土曜日

2016 ジャック・アマノのインディーな一日:シカゴでメキシカン・グリル

こちらがメインディッシュのメキシカン・ビステーク。柔らかくて美味! Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
名店、フロンテラ・グリルで絶品ステーキを満喫
 アメリカにいるとね、カナダもですけどね、ついつい肉中心の食生活になっちゃう。「ちょい良さ気のレストラン行った時は魚介類頼もう」とか決めているものの、ステーキ、ラム・チョップ、ポーク・チョップが好物で……。

2016 INDYCAR フォト・リポート 7月22日 ミッド・オハイオ・テスト その3

インディーカーのエアロ・テストを担当したドライバー2人とインディカー所属エンジニアたちの走行終了後のブリーフィング。左からティノ・ベリ(インディーカーの空力開発担当ディレクター)、JR・ヒルデブランド、ECRのエンジニア、トニー・カナーン、ビル・パッパス(インディーカーの競技及びレース・エンジニアリング担当副社長) Photo:Masahiko Amano クリックして拡大  
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2016 INDYCAR フォト・リポート 7月22日 ミッド・オハイオ・テスト その2

アイオワに続き、ミッド・オハイオでも直前のテストを行うことができたAJ.フォイト・レーシング。今回、マネージャーやトレーナーは同行していないため、佐藤琢磨は自らドリンクを用意し、走行に備える  Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
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2016 INDYCAR フォト・リポート 7月22日 ミッド・オハイオ・テスト その1

今回、AJ・フォイト・レーシングはピット#1、#2を使用。快晴で、蒸し暑い1日だったが、ドライ・コンディションで走れたのはラッキー。翌日のオハイオ州中央部は日中に激しいストームに見舞われた Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
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2016年7月22日金曜日

2016 INDYCARレポート 7月21日 ミッド・オハイオ・テスト:9チーム、ルーキー5人含む20人のドライバーが参加

佐藤琢磨は3セットのタイヤを使て90ラップを走行した Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
  来週末にレースが行われるミッド・オハイオ・スポーツ・カー・コース(全長2.258マイル)で、酷暑下でのプライベート・テストが午前8時半から午後4時半まで行われ、以下のチーム、ドライバーが参加した。

2016年7月18日月曜日

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第12戦ホンダ・インディー・トロント Race Day 決勝:「ロング・ビーチ以来の5位です。今朝のプラクティスでマシンがピタッと決まった。そういうチャンスを活かせる走り、展開になりました。僕らはだいたいストラテジーでは逆にヤラレてしまってるので、今日ぐらいはいいんじゃないですか?」

フル・コース・コーションの47周目、上位グループと違うタイミングでのピット・インを選んだ作戦が見事的中! Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
「今日は本当にクルーの頑張りもあって、よかったと思います」

Jack Amano(以下――):トップ5フィニッシュ、おめでとうございます。スタートからゴールまでハードに戦い続けたレースになっていましたね?

佐藤琢磨:そうですね、エキサイティングな展開だったし、もちろんイエローとストラテジーが大きく味方をしてくれましたけど、それをものにしたチームの正しい戦略になっていて、非常によかったと思います。大切な局面でのピット・ストップも速かったです。マシンはレッド・タイヤでもブラック・タイヤでも非常に安定していて、コンペティティブに走れたので、燃料セーブをしながらもアタックして来る後続を抑えることができたし、20番グリッドからトップ5でゴールできたんですから、今日は本当にクルーの頑張りもあってよかったと思います。

2016 INDYCARレポート 第12戦ホンダ・インディー・トロント:ウィル・パワーが運も味方に優勝! 佐藤琢磨、今季ベスト・タイの5位!

ラッキーなピット・タイミングで今シーズン3勝目! ランキングポイントもパジェノーと47ポイント差に接近 Photo:INDYCAR

ポール・ポジション・スタートのディクソン圧勝の展開が
58周目のフルコース・コーションで一変!

 予選4位だったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。今日はどうやってもポール・スタートのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)に対して勝ち目がなさそうな序盤を戦っていた。
 しかし、2回目のピット・ストップのタイミングが絶妙だった。エントラント中で最も幸運だった。58周目、彼がピット・レーン上にいる間にジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)が縁石の壊れ始めていたターン5でクラッシュ! 4回目のイエロー発生。
 ディクソンらがフルコース・コーション下で60周目を終えるところでピットすると、パワーより16周前にピットしていたトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)がトップ。パワーが2番手となった。そして、カナーンはどう頑張っても最後まで燃料が持つはずがなかった状況から、悠々と周回を重ねたパワーが85周のレースの70周目にして初めてトップに立った。

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第12戦ホンダ・インディー・トロント Race Day プラクティス・ファイナル:「2種類あるタイヤを両方試して、両方とも昨日とは全然違って上位の方につけることができました。初日に戻ったようなカンジで、全然良くなっていると思います」

Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
「これまで裏目に出ていたので、逆を試すしかなかったです
こっちの方がよかったことが確認できました」


Jack Amano(以下――):昨日と比べて状況が好転したのですね?

佐藤琢磨:はい、よくなりました。

――何をどう変えた……というか、どんな対処がされたんですか?
佐藤琢磨:もう切り捨て御免! みたいな感じで、とりあえずイチかバチかで……まぁ、セオリーには則ってるんですけども、これまでヨシと思ってやって来たことが裏目に出ていたので、その逆を試すしかなかったですね。まぁ、良いことと悪いことと両方あるんですけど、このサーキットのコンディションでは、こっちの方がよかったっていうことが確認できました。乗り味も良くなってスタビリティも上がったし、踏んで行けるようになった分、ラップ・タイムも安定して、二種類あるタイヤを両方試して、両方とも昨日とは全然違って上位の方につけることができました。初日に戻ったようなカンジです。少なくとも自分の予選のタイムを10周ぐらい走ったタイヤと、燃料も多く積んだ状態で記録できたのだから、全然良くなっていると思います。

2016 INDYCARレポート 第12戦ホンダ・インディー・トロント Race Day プラクティス・ファイナル:最速はブルデイ=今週末3回目! 予選低迷のホンダ勢も上位につける

Photo:INDYCAR(Joe Skibinski) クリックして拡大
予選18位のハンター・レイ、2番手タイムをマーク!
 金曜のプラクティス1、土曜の予選前のプラクティス3で最速ラップをマークし、予選でもファイナルまで駒を進めて5位を手にしたセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)が、決勝を前にした30分間と短いプラクティス・ファイナルでも最速ラップを記録した。気温が摂氏21℃、路面温度は低めの34℃で始まったセッションで、ブルデイは1分1秒2130をマークした。装着タイヤはブラックだった。
 2番手につけたのはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。予選は不本意な18位に終わったハンター-レイだが、2012年のトロント・ウィナーは苦境を乗り越えて決勝を目前にしてセッティング向上を実現したようだ。ベスト記録はブラック・タイヤ装着でだったはずだ。後方グリッドからどれだけのポジション・アップを果たせるか注目したい。

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第12戦ホンダ・インディー・トロント Day2 予選: 「自分たちのパフォーマンスはいいと思っていましたが、初日のプラクティスとは大きく状況が変わってしまいました」


Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
「結果的にはブラックでもレッドでも大幅に伸び悩みました」
Jack Amano(以下――):予選ではレッド・タイヤで苦戦をしていたようですね?
佐藤琢磨:いや、予選全般でした。

――ブラックでも、レッドでも?
佐藤琢磨:はい。両方で苦戦してました。

――朝のプラクティスから何を得て、どのように予選を迎えたんですか?
佐藤琢磨:昨日のプラクティスでは、みんなが最後にニュー・タイヤで走ってました。だから、今朝のプラクティスでは数周を走ったタイヤだったと思います。それに対して、僕らは昨日ずっと使っていたタイヤ、20周くらい走ったものを使って1分1秒台のラップ・タイムが出せていたので、昨日から今日にかけての自分たちのパフォーマンスはいいんだな、と最初は思ってました。その後、色々と昨日試したかったことをやって、そこからまったく伸びなかったですね。ニュー・タイヤを入れても全然スピード・アップしなかったので、これは何かおかしい……となりましたね。マシンはバランスもあんまり良くなかったですし。予選に向けては、何が悪かったのかがわかったと思ったので、そこの部分を変更していったんですけど、結果的にはブラックでもレッドでも大幅に伸び悩んで、初日のプラクティスとは大きく状況が変わってしまっていました。

2016年7月17日日曜日

2016 INDYCARレポート 第12戦 ホンダ・インディー・トロント Day2 予選:スコット・ディクソン、大逆転のポール・ポジション

予選終了ギリギリ、わずか0秒0910差で劇的な逆転ポール!「期待以上の結果になったね」とディクソンも大満足 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
ディフェンディング・チャンピオン、今季初のPP
 午前中のプラクティスでは曇っていた空も、予選前に好天に変わった。気温は20
℃とまだ低めだったものの、予選が進むにつれてジリジリと上がって行った。太陽が照りつけ、路面温度も上がって行く中で予選の幕は切って落とされた。
 ストリート・コースの予選はいつもどおりに3段階で争われ、ファイナル・セグメントに進んだのは、エリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)、セバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)、ジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)の6人だった。そして、この中からディクソンがポール・ポジションを獲得した。シーズンが後半戦に入った第11戦目にしてディフェンディング・シリーズ・チャンピオンが今季初のPP獲得を果たした。キャリア24個めのPPだ。

2016 INDYCAR レポート 第12戦 ホンダ・インディー・トロント Day2 プラクティス3:ブルデイが今週末2回目の最速!

Photo:Anna MacKey
ドライバーの要望でターン1の縁石とターン8のレイアウトを変更
 曇り空と18℃と肌寒いコンディションでトロントでのプラクティス3は始まった。ドライバーたちの要望が聞き入れられ、ターン8はコーナー内側の壁が1.8メートル下げられ、コースが広くなった。ターン1のコンクリート・パッチはグリップが高まるようにサンドブラスト処理がされた。
 走行時間は今回も45分間。赤旗は1回、3分半だけのストップだが、あった。昨日も赤旗の原因を作っていたミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)がセッション終盤にターン5出口のタイヤ・バリアとコンクリート・ウォールにヒットしてフロント・ウィング他を壊し、その先のコースにストップしたからだった。
 この赤旗中断がなければ、もっとラップ・タイムは速くなっていた可能性が高かった。グリップ・レベルは間違いなく上がっていた。セッションが再開された時には残り時間が3分しかなく、ほぼすべてのドライバーが、そこでは自己ベストの更新を果たせなかった。