2016年6月13日月曜日

2016 INDYCARレポート 第9戦ファイアストン600 Race Day:レースの続きは8月27日の土曜日にナイト・レースとして開催

ようやくグリーンフラッグとなったファイアストン600。予選4番手からスタートした佐藤琢磨だったが、序盤から苦戦を強いられる Photo:INDYCAR (Chris Jones)クリックして拡大
予報どおりの豪雨に見舞われ71周でレースは赤旗に

 土曜日のレースが雨で日曜に延期され、予定より遅れはしたがスタートを切った。ところが、40周でアクシデント発生。イエローで延々走っていたら雨。それが豪雨に変わり、降ったり止んだりを繰り返して夕方を迎えた。もうコースを乾かして今日中にレースを行なうのは難しく、明日も天気予報は雨。インディカーとテキサス・モーター・スピードウェイは夕方の5時、今日のレースの続きを8月27日の土曜日にナイト・レースとして開催することを発表した。

2016 INDYCAR レポート 第9戦ファイアストン600 6月12日 Race Day:グリッドでエアロを再チェック

今日のスターティング・グリッドでは……またセッティングに変更がありました。

Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

2016 INDYCARレポート 第9戦ファイアストン600 6月12日 Race Day:スタート時刻が少し早まる

天気予報では雷雨の可能性50%
 昨日の予定が今日に延期されたファイアストン600決勝、昨日の時点では午後1時15分スタートと発表されていたが、今日になって午後1時6分に9分だけ早められた。天気予報は午後1時から午後3時台まで雷雨の可能性が50パーセント以上。雨が降ってくる前にレース成立の周回数=124周を走っちゃおうということだろう。現在午後12時25分で、空を見上げると、曇りがちだが日差しも少しある、という状況。風も少しあって酷暑という感じではないが、気温は32℃もある。

2016年6月12日日曜日

2016 INDYCAR レポート 第9戦ファイアストン600 Race Day 決勝:ガレージの列でエアロ・チェック! 

マルコ・アンドレッティのマシン。大型ウイングレットを両サイドに装着。リヤ・アティニュエーターの上の装置がテールのリヤ・ウィング・アジャスター Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
コースのあちこちから水が浸みだし、大幅にスタート遅延

 スタートが遅れに遅れて、ガレージ・エリアに列を作って待機してたマシンは、それぞれのガレージ・スロットに戻されている。コースのアチコチの路面から、ジワジワと水が浸み出して来てしまい、レース開始がいつになるのかわからない状況だ。現地時間の10時にインディーカーは何らかの決断を下す……という情報もあるが……。
 この長い待ち時間を利用して、列を作っている全車のウィング類をチェックしてきた。

2016 INDYCARレポート 第9戦ファイアストン600 Race Day:雨水が染み出してレースできず。ファイアストン600は明日午後に延期

乾燥作業も及ばず、明日、午後1時15分スタートに

 夜7時45分にスタートする予定だった2016年ヴェライゾン・インディーカー・シリーズ第9戦ファイアストン600は、昼間の大雨でコースから水が染み出し続け、ジェット・ドライヤーを何台も投入しての乾燥作業でもレース可能な完全ドライ・コンディションを作り出せず。午後10時半過ぎに今日のレース開催は不可能、明日の午後1時15分スタートへと延期、が発表された。


2016 INDYCARレポート 第9戦ファイアストン600 Race Day:決勝レースは明日に延期に

決勝スタートは現地時間13日午後1時15分
 コースの乾燥作業のため、決勝スタート時間が延期になっていたが、さきほどメディア・センターでレースは明日に延期すると発表された。ゲート・オープンは午前11時。レース・スタートは1時15分の予定。
以上

2016 INDYCARレポート 第9戦ファイアストン600:エアロ・キット組み合わせいろいろ

予選時のカストロネヴェスのマシン。左右のサイド・ポットが異なり、ホイール・ガード上のウィングレットを装備していない Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
エアロ・セッティングの考え方の違いで
チームごと、セッションごとに多くの仕様が登場


 2015年に導入されたエアロ・キットは、今年になって新パーツも登場、バラエティが増え、その組み合わせがチームによって違ってきている。特にその傾向が顕著なのがシボレー勢。テキサスではプラクティス1、予選、プラクティス2で、1人のドライバーが3パターンで走っているケースもあった。これは見えているメジャーなパーツのみでの違い。見えない部分での差異はもっと色々あるはずだ。ウィングの角度も違えば、ウィッカー類のサイズ、装着している場所も違う。テキサスで、できる限りでチェックしてみた結果が以下。

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第9戦ファイアストン600 Day1 予選・ファイナル・プラクティス:「自分たちの今週末は、下がって、上がって、下がってみたいな感じです。いま走ったのも良いデータにはなっていますが、明日はセッティングを変えます」

「オン・ザ・レール感覚で素晴らしいクルマでしたね、予選は」

Jack Amano(以下――):プラクティスは“どん底”ってコメントでしたが、予選は4位。一気にマシンを良くできたようですが、何をしたんですか?

佐藤琢磨:マジック(笑)。まぁ、何がダメなのかっていうのは見えてきていたんです。インディーでもスティントで全然違ったじゃないですか。最初がダメで、途中で良くなって……というように。アレをもう一度やってみたというか、悪さをしているだろうっていう部分を変えてみたんですね。そうしたらすごくクルマが良くなって、予選は見違えるほどバランスもよくなり、グリップ感も増して、非常にタイトなラインで行けました。