2016年5月14日土曜日

2016 INDYCAR レポート R5 アンジーズ・リスト・グランプリ・オヴ・インディアナポリス Day2 予選:パジェノー、またもPP獲得!このままチャンピオンへ一直線か!?

Photo:INDYCAR (Chris Jones)
激戦を制し2戦連続ポール・ポジション
 シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)の勢いが止まらなくなってきた。開幕4戦で2位2回の後に2連勝しているチーム・ペンスキー2年目のフレンチ・ドライバーは、一度優勝しているインディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースでポール・ポジション=3連勝に最も近いグリッドを手に入れた。

2016 INDYCAR ニュース 5月13日:ボストンはキャンセルで、代わりにワトキンス・グレン

6年ぶりの“インディーカー・グランプリ・アット・ザ・グレン”

 9月最初の週末、レイバー・デイ・ウィークエンドに予定されていた初開催のボストンGP(マサチューセッツ州)=シリーズ第15戦は、イベント・プロモーターと地元自治体の間でトラブルが発生したためにキャンセルされ、その代替イヴェントとして同じ週末にニュー・ヨーク州西部のワトキンス・グレン・インターナショナルでレースが開催されることになった。インディーカーが今日、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで発表した。インディー・ライツ・プレゼンテッド・バイ・クーパー・タイヤズも併催される。

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R5 アンジーズ・リスト・グランプリ・オヴ・インディアナポリス Day2:「今日は完全な予選用セッティング。バランスは良い方向になっています」

Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
「昨日やってきたことの積み上げが結果につながったのは良かった」
Jack Amano:一気にトップグループに来ましたね?

佐藤琢磨:昨日の自分たちはベスト・タイムがユーズド・タイヤでの記録でした。自分たちがマシンを良くできているのはわかっていたんです。今日、こうしてコンペティティブなラップ・タイムをちゃんと出し、タイム・シートに載せることができれば自信に繋がるし、昨日やっていたことの積み上げがこういう結果になったのは良かったですね。

2016 INDYCARレポート R5 アンジーズ・リスト・グランプリ・オヴ・インディアナポリス Day2 プラクティス3:4人がコースレコード!佐藤琢磨、ホンダ勢トップの5番手に浮上

パワー、自らのコース・れコートを更新 Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
最速はパワー!シボレー、1-2-3-4

 昨年の予選でウィル・パワーが樹立したコース・レコード=1分9秒4886を、今日のプラクティス3で4人のドライバーたちが破った。
 最速はパワー自身による1分9秒3189で、2番手はファン・パブロ・モントーヤの1分9秒3314。3番手はシモン・パジェノーの1分9秒4248と、トップ3をチーム・ペンスキーが独占した。
 4番手には昨日トップ・タイムをマークしていたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)で、彼のベストは1分9秒4484だった。シボレーの1-2-3-4だ。

2016年5月13日金曜日

2016 INDYCAR レポート R5 アンジーズ・リスト・グランプリ・オヴ・インディアナポリス Day1 プラクティス2: ドライバーコメント

ピットでブルディと談笑するディクソン、余裕の表情。中央はマイク・ハル Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) 
「競争の激しさは驚くべきレベルになっている」
スコット・ディクソン:今日のトップ


「雨が降らないうちにプラクティス2も終わったのが良かった。ランチ・ブレイクのころ、もう午後は走れないだろうな、とみんなが考えていた。しかし、予定されていたセッションが行えた。これはボーナスのようなものだ。
 僕らのマシンは、走り出しはまぁまぁだった。いつもの通りに幾つかの違うセッティングを試し、元のセッティングに戻った。そういう感じで午後のプラクティスは終わった。今日のみんなのラップ・タイムは、多くのチームにとって、明日に向けた指標にはならないと思う。
僕らのマシンは良いセッティングになっているが、競争の激しさは驚くべきレベルにある。なぜそうなっているのかはわからないが、予選が大変な戦いになることは間違いない」

2016 INDYCAR レポート R5 アンジーズ・リスト・グランプリ・オヴ・インディアナポリス Day1 プラクティス2:午後の最速はスコット・ディクソン

初日総合でトップタイムとなったディクソン。「今日の結果は明日の指標にはならない」と本人は相変わらず冷静。 Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 
ディクソン、午前のパワーのラップタイムを更新し本日最速!

 雨の予報は外れ、午後のプラクティス2も全面ドライ・コンディションで行なわれた。雨はセッション終了後、30分ほどで降り出した。
 プラクティス2も時間は75分間。気温は、午前が23~25℃で、午後は24~25℃とほとんど変わらず。午後の方が雨雲接近でなのか風が強く吹いていた。


2016 INDYCAR レポート R5 アンジーズ・リスト・グランプリ・オブ・インディアナポリス Day1 プラクティス1:シボレーの新フロント・ウィングが登場

昨年のホンダのフロントウイングによく似た形状だ Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
これが今シーズンのエアロの最終形に
 シボレーが第3の新型エアロ・パーツを登場させた。高速ロードコース用のフロント・ウィング・エンド・プレートということらしい。

2016 INDYCAR レポート R5 アンジーズ・リスト・グランプリ・オブ・インディアナポリス 佐藤琢磨コメント Day1 プラクティス1 :「早くスピードアップして3人の協力体制を作れればいいなと考えています」

Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大
「走り出しは良かったのですが、意外に時間がなかった」
Jack Amano(以下――):1時間15分のプラクティスはドライ・セッションでした。
佐藤琢磨:そうでしたね。雨に降られることもなく。赤旗は2回出ましたけど。

――走り出しのマシンの具合、セッション中の進歩はどうでしたか?
佐藤琢磨:ウーン、そうですね、去年のデータがあったので、割と走り出しは良かったと思ったんですけど、あまりマシンの状況は良くなって行きませんでしたね。意外に時間がなかった。もうちょっと色々とやれると思ってたんですが……。

2016 INDYCAR レポート R5 アンジーズ・リスト・グランプリ・オブ・インディアナポリス Day1 プラクティス1:最初のプラクティスでウィル・パワーがトップ・タイム

パワーがトップタイム、ほか3台がすべてトップ5入りと、ペンスキー勢は相変わらず好調 Photo:INDYCAR (Walter Kuhn) クリックして拡大
パワー、唯一の1分9秒台! 2番手にはレイホール!!
 雨の予報アリ。しかし、快晴下で行われた1時間15分間のプラクティス1、最速ラップはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がセッション終了間際に記録した1分9秒8943だった。唯一人、1分10秒を突破し、自身が持つコース・レコード=1分9秒4886に迫った。このセッションでパワーは26周を走った。
 2番手はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)。タイムは1分10秒0699。32周を走ったうちの28周目に記録された。

2016 INDYCAR レポート R5 アンジーズ・リスト・グランプリ・オブ・インディアナポリス :アンジーズ・リストGPオヴ・インディーのエントリー&ニュー・カラーリング

シャヴェスがデイル・コインの19号車でエントリー Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大
インディー・ダブルの初戦は今季最多25台が出走
 
 デイル・コイン・レーシングの19号車に今回からギャビー・シャヴェスが搭乗。このままインディー500だけでなく、残りのシーズンも全部シャヴェス……ってコトなのか。フレキシブルなDCRなので、あくまでも未定ということだが。
 今回のエントリーは今季最多の25台。いわゆる“インディー・ダブル”で走っているのが、JR・ヒルデブランド(エド・カーペンター・レーシング)、スペンサー・ピゴット(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、アレックス・タグリアーニ(AJ・フォイト・エンタープライゼス)、マット・ブラバム(チーム・マレイ)の4人。

2016年5月12日木曜日

2016 INDYCARレポート R5 アンジーズ・リスト・グランプリ・オブ・インディアナポリス:移動日にフラット・タイヤ

インディアナポリス入りした水曜日、思わぬトラブルに

 オハイオ州クリーヴランド近郊の友人宅からクルマを借り出し、インディアナへせっせと移動。今日は水曜日。
 ミッド・オハイオ・スポーツカーコースを越え、コロンバスも朝のラッシュ前に抜けた頃、アメリカならではのスーパー豪雨に襲われた。短時間だったけど、その雨量たるや尋常じゃなく、ハイドロ・プレーニング現象が起きないかとヒヤヒヤ。反対車線では、スピンして反対側を向き、交通渋滞を巻き起こしているクルマがあった。