2016年4月28日木曜日

2016 INDYCAR :ニュース 4月26日:セルヴィアとウィルソン弟で第100回インディー500のエントリーは33台がほぼ確定か?

開幕戦では急遽パワーの代役を務めたセルヴィア。ヒンチクリフとアレシンとともにSPMで今年のインディーを走る Photo:INDYCAR (Joe Skibinski)
セルヴィアはSPMとマロッティ・レーシングのジョイント・チームで

 この月曜、スペイン人ベテラン・ドライバーのオリオール・セルヴィア(41歳)が第100回インディー500にシュミット・ピーターソン・モータースポーツ(SPM)から、マロッティ・レーシングとのジョイントでエントリーすると発表した。マロッティ・レーシングとは、ウィル・マロッティというキリスト教牧師が主催するレーシング・プロジェクトだ。カー・ナンバーは「77」だ。

2016年4月26日火曜日

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Race Day 決勝:「シビアなレースでした。最初にチルトンにひっかかったのが痛かった。自分より後ろからスタートしたハンター-レイとアンドレッティが自分より前でのゴールだった点は、やっぱり悔しい」

Photo:INDYCAR (Chris Owens)
「2コーナーて片輪ダートにでちゃって最後尾に。もったいなかったですね」

Jack Amano(以下――):新品のレッドでレースに臨みましたが、スタートではドタバタがありましたね?

佐藤琢磨:ムニョスがフライングしてアレシンに追突してね、アレシンが目の前で横を向いたもんだから、危なかった。避けることができて、順位を上げることもできたんだけど、それをうまく使えなかったですね。次のスタートでもものすごく前につっかかっちゃって、1コーナーに入る時にもう順位を落として、2コーナーでは外側に行くしかなかった。もう内側はグチャグチャだったのでね。で、いつもだったら外から行けるんですけど、リヤが滑っちゃってね、それを修正したら、ほんのちょっとの差だったんだけど外側のちょっと汚れているところにタイヤが乗っかっちゃって、もうアクセルをフル・リフトしてコントロールしようとしたんだけどマシンが戻らなくて、片輪ダートを走っちゃって、それでみんなに抜かれちゃいました。最後尾になっちゃった。せっかくポジションを幾つか上げられていたのに、もったいなかった。まぁ、ミスだからしょうがないですね。

2016年4月25日月曜日

2016 INDYCAR レポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Rce Day 決勝:シモン・パジェノーがバーバーでも優勝

先週ペンスキーでの初勝利をあげたパジェノーが、今週はレイホール都のバトルを制して堂々の2連勝 Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher) クリックして拡大
レース終盤、白熱のバトルを制してパジェノー2週連続優勝!

 チーム・ペンスキー入りして2年目のシモン・パジェノーがロング・ビーチに続いてバーバー・モータースポーツ・パークのホンダ・インディー・グラン・プリ・オヴ・アラバマでも優勝。開幕4レースで2勝&2位1回という驚異的好成績でポイント・リードを広げた。

2016 INDYCARレポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Race Day スタート・タイヤ:今回もオルタネートが過半数

1 パジェノー usedオルタネート
2 パワー usedオルタネート
3 ニューガーデン usedオルタネート
4 ディクソン usedオルタネート
5 ブルデイ newプライマリー
6 レイホール usedオルタネート

2016 INDYCAR佐藤琢磨コメント R4ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Race Day ファイナル・プラクティス:「レッドもブラックも2セットずつ新品がありますから、そういう意味ではタイヤ選択は自由にできますよね」

「結構大きくセッティングを変えていったのですが……」

Jack Amano(以下ーー):2回赤旗の入ったセッションでしたが?

佐藤琢磨:ウーン、そうでしたね。ちゃんと走れなかったですね。でも、ちゃんと走れなかったけれど、クルマもちゃんと走ってなくて……参った。結構大きくセッティングを変えてったんです。良い方向になると思ってやったんだけど、全然トンチンカンな動きをしているので、また全部を総とっかえですね。

2016 INDYCARレポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ RaceDay ファイナル・プラクティス:PP獲得のパジェノーがトップタイム! レイホールが2番手に

天候:快晴
気温:24℃
路面温度:36~40℃

二度のレッドフラッグで走行時間は寸断

 30分のプラクティス・ファイナル、カルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)のマシンがトラブルでコース上で立ち往生=レッカー車で除去されたのと、ミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)がスピンしてピットへのアクセス・ロードに反対向きにストップ……と二度のレッド・フラッグが出され、5分の延長がされたものの、寸断された22分間の走行となった。

ジャック・アマノのINDYCARレポート メールマガジン・プレミアム:佐藤琢磨コメント 2016バーバー予選16位:「レースでは、とにかくイエローをうまく使っていきたいですね」

プラクティス3から予選に向け、フィーリングを戻すことはできた、と琢磨は語る Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
「作戦負けと言えば、作戦負けです」

Jack Amano(以下――):僅差でのQ1敗退となってしまいました。ルカ・フィリッピはレッド・タイヤ2セット投入で6位に滑り込み。チームメイトの後ろの8番手でした。

佐藤琢磨:やられましたね。作戦負けといえば、作戦負けです。

――2セット使えばQ2ではユーズドしかなくなるのだから活躍は望めない。Q2に進めなかった面々よりグリッドは1列前になるものの、レースでは保有タイヤの状況から不利に陥ると思いますが?

佐藤琢磨:まぁ、そうですね。Q2に上がるってことだけを目標にした作戦だとは思います。

2016 INDYCAR レポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day2 予選 その2:気温への対応とタイヤマネジメントが明暗を分けた予選。決勝への影響は?

Q1でレッド2セットを使用する奇策でフィリッピはQ2進出を果たした Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher)
厳しい戦いとなったQ1グループ2
ルカ・フィリッピ、レッド2セット仕様でQ2進出


 今回のQ1のグループ2は、グループ1に比べてかなり厳しい戦いになっていた。強豪多数の中でウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がトップ。シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が2番手で、3番手は昨年度バーバー・ウィナーのジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)。ここまでが1分7秒を切り、コース・レコードの1分6秒7756(2013年のQ1でのディクソン)を上回った。

2016年4月24日日曜日

2016 INDYCAR レポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day2 予選:ポール・ポジションはシモン・パジェノー

パジェノー、ファスト6でパワーを引き離す堂々のポール・ポジション獲得 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
午前のプラクティスよりも路面温度は7℃!上昇

 土曜日午後のバーバー・モータースポーツ・パークは、気温が予報を5℃も上回る27℃まで上昇。路面温度も49℃まで上がった今週最も暑いコンディションでシリーズ第4戦の予選はスタートした。今朝のプラクティス3より7℃、昨日のプラクティス2より10℃も温度の高くなっていた路面で、三段階の予選は始まったのだ。

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day2プラクティス3:「グリップが全然なくなってしまいました」

「いつものパターンに戻ってしまいました」

Jack Amano(以下ーー):予選シミュレーションもトライしていたようですが、マシンのセッティング、フィーリングはどうでしたか?

佐藤琢磨:ダメでしたね。今回は失敗でした。クルマも良くなくなっちゃってました。路面温度によるものだったかもしれないけど、いつものパターンに戻ってしまっていますね、ペンスキーとガナッシが上がってきて……。昨日が特別なコンディションだったのかわからない。彼らが今日良くなったのか。いずれにしても、全然伸びなかった。

2016 INDYCARレポートR4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day2 プラクティス3:ウィル・パワーがトップタイムをマーク!

高い気温への対応がセットアップのカギに

 午前11時、バーバー・モータースポーツ・パークでの今週3回目のプラクティスが始まった。この時点で気温は23℃。路面温度は37℃で始まり、セッション中に42℃まで上がった。プラクティス1の最後が39℃、雨の後のプラクティス2での最高が30℃だったのと比べると、今日の温度は明確に高くなっており、コンディションにどれだけセッティングを合わせられるかがラップ・タイムに大きな影響を与えていた。

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R4 ホンダ・インディ・グランンプリ・オヴ・アラバマ Day1 プラクティス2:「チーム・エフォートというか、エンジニアたちがシッカリとした準備をしてきてくれたことが、僕らのチームの1-2というカタチに現れたんだと思います」

Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher) クリックして拡大

「非常にいい流れで、やっていることも手ごたえがありました」

Jack Amano(以下――):強い雨があって、路面コンディションが変わって、それが回復するまで待ったこともあって、1時間15分のセッションも走ったのは半分ぐらいでした。そして、トップ・タイムをマーク。ジャック・ホウクスワースが2番手でした。

佐藤琢磨:良いセッションでした。でも楽観はできないです。タイム差は小さいし、今も会見で話しましたけど、どうやらホンダ勢とコンペティターとの、ドラッグとダウンフォースの関係というか、空力効率のウィンドウというか、オイシイところが、ここのコースとタイヤのワーキング・レンジと、すべてがちょうど同じところにいる感じです。