2016年3月12日土曜日

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R1 セント・ピータースバーグ Day1 プラクティス2:「冬の間に準備してきたことがリザルトに出始めてきてるし、マシンのバランスも非常にいいところに持って来れています」

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「いくつかやりたいことは見えているので、明日につながると思います」
Jack Amano (以下――)5番手のタイムでしたが、どんなセッションでしたか?
佐藤琢磨:5番手に入りましたが、フィールドはかなりタイトですね。それとやっぱり、トップ2が速かったな。ちょっと今の自分たちとしては、今日の時点であのタイムは見えないけど、ウチらも色々とトライをして、スピードアップをできたのはよかったと思います。

2016 INDYCARレポート R1 セント・ピータースバーグDay1 プラクティス2:午前中にクラッシュしたウィル・パワー、午後のセッションではトップに

セッション2でトップに立ち、パワーは午前のクラッシュを挽回する Photo:INDYCAR (Joe Skibinski)クリックしえ拡大
気温がぐんぐん上昇!舗装がはがれてセッションは短縮に
 
 晴れ間が出て気温は28℃までアップ。蒸し暑さを感ずるコンディションでプラクティス2は開催された。
 走行開始から10分足らずでコースの舗装が剥がれてきた箇所が出て、赤旗中断。大急ぎで補修はなされて約40分後に走行再開はなったが、プラクティス1同様に1時間15分の予定だったものが、再開後は40分でチェッカード・フラッグと決定されたため、トータル50分ほどのセッションに短縮された。

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R1 セント・ピータースバーグ Day1 プラクティス1:「いいパッケージを持ってくることができました。開幕が非常に楽しみだし、ワクワクしています」

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「これから変化するコンディションに合わせていきたいですね」

Jack Amano (以下――)シーズン最初のセッションで4番手のタイムが出ましたね?

佐藤琢磨:はい、順調です。久々のセント・ピータースバーグですけど、もともと僕らはここのコースでは結構いいパッケージを持っているのでね。その上、セブリングで行ったテストで色々試していて、そちらでのタイムには繋がらなかったものの、セッティングの非常にいいものを見つけていたので、それを全部持ってきて、カタチとしては非常にいいパッケージになっていました。もちろん、これから色々とチューニングしたいところはあります。これからコンディションは大きく変わっていくだろうから、それに合わせていきたいですね。

2016 INDYCAR レポート R1 セント・ピーターズ・バーグ Day1 プラクティス1:最速はシモン・パジェノー。ウィル・パワーがクラッシュ

シーズン最初のセッションをトップで終えたパジェノー Photo:INDYCAR (Joe Skibinsky) クリックして拡大
ホウクスワースがペースセッターとなりセッション・スタート

 2016年シーズン最初のプラクティスは、雲多めでフロリダ・サンシャインの下で、とは行かなかったが、24℃という暖かさの中でスタートした。
 1時間15分のセッションだが、路面がソコソコできあがるまで走らないチームが多く、全員が本格的に走り出したのは開始から40分が経過してからだった。
 


2016 INDYCAR レポート R1セント・ピーターズ・バーグ:インディー・ライツほか3シリーズがダブルヘダー

ステップ・アップ3カテゴリーを支えるマツダとクーパー・タイヤ
 
 マツダはスカラシップだけでなく、エンジン供給も行ってインディーカーへと繋がるステップ・アップ3カテゴリーに積極的なサポートを行っている。それはクーパー・タイヤズというアメリカのタイヤ・メーカーも同様で、インディー・ライツ、プロ・マツダ、USF2000の全3シリーズにタイヤを提供している。

SPMとAAが大量4台エントリーのインディー・ライツ

 
 新シャシー&エンジンでの2シーズン目を迎えるインディー・ライツ・プレゼンテッド・バイ・クーパー・タイヤズは、開幕戦&第2戦のダブルヘダーが行われるセント・ピーターズバーグに16台のエントリーを集めている。


2016 INDYCAR レポート R1セント・ピーターズ・バーグ Day1:新シーズンがいよいよ……2015年シーズンの数字を少々

朝から快晴のセント・ピーターズ・バーグ
しかし日曜は雷雨の予報が!!


 フロリダ州セント・ピーターズバーグに今年も来てます。フェニックスでのテスト・イン・ザ・ウェストに続き、今年2度めの渡米。ついに開幕戦です。
 今日、金曜は朝から快晴。午前9時半で気温は20℃。少し風アリ。湿気も結構感じます。日曜には雷雨が心配されてる状況です。佐藤琢磨のマネジャーに今朝会ったら、「14号車(琢磨)は雨が得意。日曜の雨は大歓迎」と言ってましたが……。

 開幕戦のプラクティス1回目が始まる前に、昨シーズンの数字を少し振り返っておきましょう。では、どうぞ。

2016年3月11日金曜日

2016 INDYCAR レポート :世界一といっていいスカラシップ、マツダ・ロード・トゥ・インディー

2016年、ソウル・レッドのマシンで戦う3人のロード・トゥ・インディー奨学生。左からダコタ・ディッカーソン(USF2000)、サンティアゴ・ウルティア(インディー・ライツ)、ニコ・ジャミン(プロ・マツダ) Photo:Mazda Road to INDY クリックして拡大
未来のインディーカー・ドライバーを応援し続けるマツダ

 マツダが展開してきている奨学制度(=スカラシップ)、マツダ・ロード・トゥ・インディーを御存知ですか?
 これはもう世界一と賞賛してよい素晴らしい制度。インディーカーへと続くステップ・アップ・シリーズに出場する若手ドライバーたちは、マツダの奨学金を大きな助けとして、トップ・カテゴリーまで上っていける。彼らの進むステップはUSF2000、プロ・マツダ、インディー・ライツの3チャンピオンシップ。どれもがマツダ・エンジン搭載だ(インディー・ライツのものはAER製レーシング・エンジンにマツダのバッジをつけたものだが……)。
 マツダの援助を得て最高峰カテゴリーに進むと、彼らはシボレーかホンダのドライバーになる。それでもマツダは若いドライバーたちを応援し続ける。アメリカで広くマツダ・ファンを獲得するのに効果アリとの強い確信を持っているからだ。

2016 INDYCAR レポート R1 セント・ピーターズ・バーグ:今年の出場ドライバー・プロファイリング

11ヵ国から22人のドライバーが結集! 最多はアメリカンの8人!!

 セント・ピータースバーグにエントリーした22人のインディーカー・ドライバーたち。彼らの出身国は11ヵ国にも及ぶ。一番多いのはアメリカで8人が出場。次はググッと減って、2人を送り込んでいる国が4つ=コロンビア、ブラジル、フランス、イギリス。そして、日本、ニュー・ジーランド、オーストラリア、イタリア、カナダ、ロシアがそれぞれ1人ずつだ。

今シーズンのルーキー4人はすべて24歳以下
 次に年齢を見て行くと、最年長はトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)の41歳。40歳代はあと2人で、エリオ・カストロネベスとファン・パブロ・モントーヤ(ともにチーム・ペンスキー)が40歳だ。

2016年3月10日木曜日

2016 INDYCAR レポート R1 セント・ピーターズ・バーグ:エントリーに関するアレコレ

シボレー10台 vs ホンダ12台でシーズンイン!

 出場22台。
 シボレーはチーム・ペンスキー(4台)、チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ(4台)、KVSHレーシング(1台)、エド・カーペンター・レーシング(1台)の4チームで10台。
 ホンダはアンドレッティ・オートスポート(4台)、AJ・フォイト・エンタープライゼス(2台)、シュミット・ピーターソン・モータースポーツ(2台)、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(2台)、デイル・コイン・レーシング(2台)の5チームで12台。
 次の第2戦フェニックスではオーバルだからエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)が出てくるが、ルーキーのスペンサー・ピゴット(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は出場せず……なので開幕戦同様に22台。シボレー&ホンダともに11台となりそう。

2016 INDYCAR レポート R1 セント・ピーターズ・バーグ :開幕戦エントリー・リスト

*カー・ナンバー ドライバー チーム(エンジン&エアロ)の順

2  ファン・パブロ・モントーヤ チーム・ペンスキー(シボレー)
3  エリオ・カストロネヴェス チーム・ペンスキー(シボレー)
5  ジェイムズ・ヒンチクリフ シュミット・ピーターソン・モータースポーツ(ホンダ)
7  ミカイル・アレシン シュミット・ピーターソン・モータースポーツ(ホンダ)
8  マックス・チルトン(R) チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ(シボレー)
9  スコット・ディクソン チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ(シボレー)
10 トニー・カナーン チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ(シボレー)
11 セバスチャン・ブルデイ KVSHレーシング(シボレー)
12 ウィル・パワー チーム・ペンスキー(シボレー)
14 佐藤琢磨 AJ・フォイト・エンタープライゼス(ホンダ)
15 グレアム・レイホール レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(ホンダ)
16 スペンサー・ピゴット(R) レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(ホンダ)
18 コナー・デイリー(R) デイル・コイン・レーシング(ホンダ)
19 ルカ・フィリッピ デイル・コイン・レーシング(ホンダ)
21 ジョセフ・ニューガーデン エド・カーペンター・レーシング(シボレー)
22 シモン・パジェノー チーム・ペンスキー(シボレー)
26 カルロス・ムニョス アンドレッティ・オートスポート(ホンダ)
27 マルコ・アンドレッティ アンドレッティ・オートスポート(ホンダ)
28 ライアン・ハンター-レイ アンドレッティ・オートスポート(ホンダ)
41 ジャック・ホウクスワース AJ・フォイト・エンタープライゼス(ホンダ)
83 チャーリー・キンボール チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ(シボレー)
98 アレクサンダー・ロッシ(R) アンドレッティ・オートスポート(ホンダ)
(R)はルーキー

2016年3月9日水曜日

2016 INDYCAR ニュース R1 セント・ピーターズ・バーグ 3月8日:開幕戦エントリーは22台。19号車にはルカ・フィリッピ

フェニックステストの好結果を受けて開幕戦でDCRの19号車を駆ることになったフィリッピ Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
DCRはフィリッピをレギュラー起用したい意向

 今週末に行われる2016年ヴェライゾン・インディーカー・シリーズ開幕戦=ファイアストン・グランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグ(ストリート・レース)のエントリー・リストが発表された。今年は9チームから22台が出場する。因みに、2015年は10チームから24台がエントリーしていた。

 デイル・コイン・レーシング(DCR)の19号車には、開幕直前のテスト2回=フェニックスとセブリングで走っていたイタリア人ドライバーのルカ・フィリッピ(30歳)が起用されている。彼は手応えあるテストを行えたフェニックスでの第2戦にも出場してくるだろう。