インディーカー・シリーズ参戦8シーズン目にして、ついにリーディング・チームへの移籍を果たした琢磨。2017年シーズンへの期待は高まるばかりだ Photo:INDYCAR (Jim Holle) |
2010年からインディーカー・シリーズで戦っている元F1ドライバーの佐藤琢磨は、8シーズン目をホンダ・ユーザーの強豪アンドレッティ・オートスポートで戦うことになったようだ。
今でこそチーム・ペンスキーやチップ・ガナッシ・レーシング・チームズも採用している4カー体制だが、その先駆者はマイケル・アンドレッティ率いるアンドレッティ・オートスポートだった。彼らは2003年から3~4台による参戦をずっと続けて来ており、インディー500には5台を投入したことも何度かある。インディーカー・シリーズにおけるテスト、そしてレース・ウィークエンド中の走行時間がどんどん少なくなっていく状況下、多数のマシンを走らせて豊富なデータを得、それらをドライバー間でシェアするシステムが有効だと確信し、そのシステムに磨きをかけ続けた彼らはシリーズ・タイトルを4回、インディー500優勝を4回達成して来ている。2016年のインディー500でも、彼らはルーキーのアレクサンダー・ロッシに燃費作戦をフルに活用させて優勝を手に入れ、スピード勝負に出たカルロス・ムニョスを2位フィニッシュさせ、第100回目の開催という歴史的インディー500で1-2フィニッシュを飾った。
2017年に向けてもアンドレッティ・オートスポートはすでに2012年チャンピオンで2014年インディー500ウィナーのライアン・ハンター-レイ、キャリア2勝のマルコ・アンドレッティ、昨年度インディー500ウィナー(キャリア1勝)のロッシとの契約を既に済ませており、琢磨は4台目のマシン=26号車に乗る。
琢磨が走っていたAJ・フォイト・エンタープライゼスも2015年から2カー体制を敷いたが、2シーズンではそのメリットを充分に享受するレベルに達することがなかった。しかし、経験も実績も豊富なアンドレッティ・オートスポートでなら琢磨がこれまでに発揮し切れなかった実力を披露して活躍することがおおいに期待できる。
ホンダの基幹チームとして一段と充実する2017年AA新体制
2003年からトータルで55勝を挙げて来ているアンドレッティ・オートスポートだが、2015、2016年は1勝ずつしかマークできていない。しかし、2017年にはチップ・ガナッシ・レーシング・チームズがホンダに復帰して来ることもあり、それに刺激を受けたのか、優秀なエンジニアを獲得しての体制建て直しにも取り組んでいる。チップ・ガナッシ・レーシング・チームズでスコット・ディクソンを長年担当、シリーズ・タイトル獲得やインディー500制覇を共に達成したエリック・ブレッツマンを雇い入れ、CFHレーシング及びエド・カーペンター・レーシングでジョセフ・ニューガーデンのキャリア初勝利からの3勝を共に挙げたジェレミー・ミレスをロッシ担当として起用するという。
琢磨の担当エンジニアはKV時代の盟友を起用
アンドレッティ・オートスポーツも再浮上を目指す
琢磨の担当エンジニアには、KVレーシング・テクノロジーで琢磨がコンビを組んだ実績のあるギャレット・マザーシードがあてがわれる。彼は2015年にカルロス・ムニョスと1勝している。過去7シーズンを遥かに凌ぐ強力な体制をその手にする琢磨は、チームメイト3人から得られる情報に自身の走行データとフィーリングを加味し、かつてないレベルにマシン・セッティングを高めることができるそうだ。アンドレッティとしても、新しいエンジニアリング体制と琢磨の加入により、名門復活を果たそうとの期待を抱いている。
インディー500を得意とする琢磨が、インディーでの実績を持つアンドレッティ・オートスポートで走る。日本人ドライバー(=琢磨)がインディー500で優勝する可能性、2017年はかなり大きいということだ!
以上
とうとうビッグチームのシートを手に入れた!!!!
返信削除このオフシーズンは本当に長く感じることになるな~。
あー!
返信削除現地に見に行きたいぞー!!!
モータースポーツ人気の復活期待!!!
ほんとなら万歳! 勝つ確率大増大!
返信削除チームオーダーなしで 願います!(^_^;