2016年10月25日火曜日

2016 INDYCAR ニュース 10月23日:AJ・フォイト・エンタープライゼスが大改革

AJ.フォイトレーシングと佐藤琢磨のコンビネーションは今シーズンをもって終了。新たなチームに移籍することに。ホウクスワースも放出されることに。 Photo:INDYCAR (Jim Haines) 
ホンダからシボレーに鞍替え! 佐藤琢磨の移籍は必至

 AJ・フォイト・エンタープライゼスは2017年からエンジン及びエアロ・キットをホンダからシボレーへとスイッチする計画だ。まだ正式発表はないが、オーナーのAJ・フォイトも、チームの代表を務めるラリー・フォイトもその方向性で動いていることを認めている。

 4台体制のチップ・ガナッシ・レーシング・チームズがホンダへと戻って来ることでホンダのユーザー数は15エントリーに増加。フォイトの2カーがシボレーに移れば、ホンダが13(アンドレッティ・オートスポートが4カーのままとして)、シボレーが9(KVSHレーシングが存続するとして)となって、供給数のバランスが何とか保たれる。

2台とも新ドライバー起用! ムニョスが有力か

 ホンダで苦戦していたフォイト陣営が道具をシボレーに換えたからといってすぐさまパフォーマンス・アップするとは考えにくいが、不振が続いていたために大改革を決意したようだ。
 シボレーになれば佐藤琢磨の残留はない。ジャック・ホウクスワースの放出も既定路線だった。フォイトは2台に新ドライバーを起用するということだ。そのうちの1人はカルロス・ムニョスが有力候補。ファン・パブロ・モントーヤも噂に上っていたが、コロンビアン・コンビの実現はあるのだろうか?? あるいは、コイン残留が不可能となった場合のコナー・デイリーあたりも候補か?
 琢磨はアンドレッティ・オートスポートの4台目、あるいは、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの2台目に可能性アリ。
以上

3 件のコメント:

  1. インディのチームってF1の1台目と2台目のような明確な区別や優遇があったりするんでしょうか?
    単純に琢磨選手がいつも苦労しているプラクティス中のセットアップにかける時間の足りなさを考えると、リソースがあって作業も分担できるガナッシやアンドレッティといった大所帯のチームにもぐり込めれば、本拠地のハンデも無くなってフォイトよりも良いのかなぁと思うのですが・・・。

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  2.  F1でも同じだと思いますが、インディーカーでもチームの規模、経験などによってチーム内での差の有無が生じます。チーム・ペンスキーの4台は同じ体制が整えられていると言えるでしょう。チップ・ガナッシ・レーシング・チームズの場合、9号車と10号車は同じですが、他の2台は「G2」などと呼ばれていたこともある通り、セカンダリー・チーム的な性格です。データは4台で完全に共有していますが。アンドレッティ・オートスポートもチーム・ペンスキーと同様に4台に同一条件を与えるコンセプトです。
    御指摘の通り、琢磨選手がアンドレッティ・オートスポートやチップ・ガナッシ・レーシング・チームズといった大所帯のチームに入れば、短い時間でも得られる豊富なデータを活かし、もっと実力を発揮できることでしょう。しかし、得られる情報と、それを解析する能力の両方がドライバー及びエンジニアには備わっている必要があり、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングやKVSHレーシングのように1台体制でも優勝したり、上位に食い込むことは可能です。2016年のホンダ勢の場合、インディー500でのパフォーマンスならアンドレッティ・オートスポート、他のコースの多くではレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのエンジニアリングがうまく行っていましたね。チップ・ガナッシ・レーシング・チームズは来年、ホンダのエアロ・キットを1シーズン目にどこまで使いこなせるのか。エンジニアリング能力、フィードバック能力の高い琢磨選手なら、レイホールやアンドレッティの総合力を高めることさえ可能なのですから、それらのチームヘの参画、そして活躍を期待しています。

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  3. レイホール・レターマン・ラニガンレーシングは2台体制になる可能性があるのですか?
    グレアムが速いのはもちろんですが、1台体制であの結果を出せるチーム力は魅力ですね。
    アンドレッティは台数が多ければ良いってものでは無いと証明している気が・・・でも琢磨さんの最初は苦戦しながら割と最後にはまとめてしまう能力があればまた面白いことになりそうな。
    ホンダにスイッチしたガナッシへの移籍は難しいですかね?

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