2016年9月19日月曜日

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第16戦 ゴープロ・グランプリ・オブ・ソノマ Race Day 決勝 その3:「大きなトライができたシーズンでした。今までなら考えつかなかったり、やれなかった部分でたくさんトライできました」

「チームとしてはリザルト以上に進化を遂げたシーズンでした」

――次に、今シーズンを振り返ってください。ストリートでは奮闘していましたね?

佐藤琢磨:だから、ストリートが少ないですよね。ボストンはなくなっちゃったし。相変わらず、イジメが続いてますね。
――得意なコースが消えて行くという……ボルティモアとか、ミルウォーキーとか……。

佐藤琢磨:でも、ワトキンス・グレンは自分がミスをしていましましたけど、でも良い走りができていましたね。ストラテジーが良かっただけかな? いや、でも悪くはなかったと思います。ロード・アメリカも悪くはなかった。今年は幾つかのポイントがあって、AJ・フォイト・レーシングとしては、リザルト以上にとても進化をしたシーズンだったかな、と思います。

「今年のトライを自分たちのものにするには
やはり1年ではそう簡単にはいかないのかな……と」


――実力をつけた、といった感覚でしょうか?

佐藤琢磨:はい。それもまぁ、エンジニアリングにマット・カリーが加わったり、シーズン序盤にはシュミット・ピーターソン・モータースポーツから来たエンジニアがいたりで、色々な新しい風を入れたことでチームも大きなトライができたシーズンだったと思います。これを自分たちのものにしてシッカリとまとめ上げるには、やっぱり1年ではそう簡単には行かないのかなと、今、改めて思います。僕らは少しパッケージングの中にズレが起きたり、ここを目指さなきゃいけないのに違うところをつまんでいたりと、ちょっとズレてた時もありました。でも、これまでだったら考えつかなかった、あるいは、やって来れなかった部分を今年はたくさんトライできたことで、非常に大きな収穫ができたかな、と思いますね。

「序盤、ホンダ勢をリードする走りができたのは良かった
シーズン終盤の伸びがイマイチなのを見直していきたい」


――2カーのオペレーションをフォイト陣営は2年目で進歩させることができていましたか?

佐藤琢磨:それは多少良くなったけれど、まだ完全な2カー体制のすべてオイシイところというのは、まだ使えていない気がします。これもヤッパリ、一日にしてならずじゃないですけど、難しいですよね。ただやっぱり、ストリート・コース含め、特にシーズンの序盤戦、セント・ピーターズバーグからロング・ビーチ、まぁバーバーはあまり良くなかったですけど、あそこでの戦いではホンダ勢をリードするような走りができてましたから、そこはひとつすごく良かった点だと思います。毎年シーズン後半の伸びがイマイチというところを自分たちとしてはシッカリ見直したいですね。

――ピット・ストップは大きく進歩しましたね?

佐藤琢磨:はい。ピットはすごく速くなりました。

――チームは少しずつだけれど、着々と進歩を遂げている。

佐藤琢磨:はい。
(その4に続く)

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