「ヒンチクリフとのバトルは、やっつけたかったですね」
――最後はトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)とバトルになりました。
佐藤琢磨:はい。前にジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)がいたんですが、どうも前のクルマに近づくと厳しいですね。なかなか近づけなくて。アソコのバトルでは相手をやっつけたかったですけど、ちょっとスピードが足りなかったですね。
――ペース的にはコンペティティブなものを出せるけれど、オーバーテイクまで行くのが難しいクルマになっていた、と。
佐藤琢磨:はい。
「今回、展開の恩恵を受けられなかったのは残念ですけど
今年何度か恩恵を受けてきたので仕方が無いとも思います」
――15位スタートでトップ10圏内を走っていたんですが、展開が今回は味方をしてくれなかった。
佐藤琢磨:そうですね。8番手まで上がってたところでみんなと同じストラテジーになる展開になってたら良かったですけどね。それはもう本当にタイミングだけの問題なんですよね。タイミングでそうなったかもしれないですけど、まぁ、今年のコレまでのレースで何度か恩恵を受けて来たこともあるので、今回もそうならなかったのは残念ですけど、仕方が無いとも思います。
「エアロキット2年目で、どのチームもコンペティティブ
本当にちょっとした差しかなくて抜けそうで、抜けない」
――結果は出せませんでしたが、ソノマでの戦いぶりはレベルを上げて来ていますよね?
佐藤琢磨:一昨年は4位。ストラテジー的には勝てたかもしれない4位でした。昨年は最後尾から追い上げて8位。今年も期待値は戦ったですけど、まぁでも本当に、エアロ・キット2年目でどこのチームも本当にコンペティティブになって、僕らもそれなりに前進してるんですけど、本当にどんぐりの背比べになって来たというか、ちょっとした差しかなくて、抜けそうで抜けないですね。今日の自分たちのストラテジーは、どっちかっていうと散々のグループでしたよね。
――裏目、裏目に出ていた。
佐藤琢磨:そうでした。だけど全ラップ思い切りプッシュしていたし、疲れました。リザルトは良くないですが、精一杯戦いました。
(その3に続く)
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