予選10番手のニューガーデンがプラクティス・ファイナルでトップ・タイムをマーク Photo:INDYCAR (Richard Dowdy) |
30分間のプラクティス・ファイナルは午前11時30分からと遅いスタートだった。この前にピレリ・ワールド・チャレンジというGTカー・カテゴリーのレースが行われたのと、インディーカーのレースのスタートが午後3時50分と遅いためだ。
気温は27℃と、金、土曜の午前中のプラクティスよりも明らかに暑いコンディションで今日の走行は始まった。路面温度はすでに40度を越えており、セッション終了時には43℃となっていた。昨日の予選での路面温度の最高は47℃だった。今日は週末で一番の暑さとなる予報が出ており、レース・スタート時の気温は、昨日までの最高の34℃を越す35℃以上になる可能性がある。
佐藤琢磨、ホンダ勢トップの3番手に!!
エントリー22台は決勝に向けてのセッティングの最終確認を行い、セッションが後半に入ってかジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)が1分17秒6431をマークしてトップとなった。2番手はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)で、3番手には佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)がつけ、彼が今回のホンダ勢トップとなった。ディクソンのタイムは1分17秒6600で、佐藤は1分18秒1803。ただし、佐藤のベストはレッド・タイヤ装着で記録されたものだった。
佐藤琢磨「マシンの仕上がりはとても良い」
「レッドとブラック、両方を使って試したかったセッティングのチェックをしました。レースに向けてのマシンの仕上がりはとても良いものになったと思います。今日のレースはスタートでレッド・タイヤを履く予定なので、ライド・ハイトのチェックなども行いました。スタートで大きく順位を上げることができたら、ピット・タイミングはトップ・グループと同じになるでしょうが、混乱になって順位を落とした場合などは、早目にピットに入る作戦を使うことになるでしょう」と琢磨は語った。
4番手はチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)の1分18秒1921で、5番手はアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)による1分18秒2923。ロッシがルーキーの最速となった。
6番手は予選でホンダ最上位の5位となったグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)で、ベストは1分18秒3794。7番手はミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)=1分18秒4077、8番手はトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)=1分18秒4210、9番手はエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)=1分18秒4238で、10番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)=1分18秒4691だった。
タイトルを争う二人がなぜか低迷
パジェノー18番手、パワーに至っては21番手!!
パジェノーはファイナル・プラクティスで18周を走るも18番手 Photo:INDYCAR (Richard Dowudy) |
コナー・デイリー、ソノマは苦手??
プラクティス全セッション最下位に
今週末はどうしたことか、アメリカの人気者コナー・デイリー(デイル・コイン・レーシング)が走行全セッションで最下位という絶不調ぶり(予選セグメント1でグループ1に配属されていたことで、グリッドは最後尾ひとつ前の21番手になったが……)。プラクティス・ファイナルのベストも1分19秒0374と苦しいものだった。チームメイトでデイリー同様にルーキーのRC・エナーソンは、ミッド・オハイオ、ワトキンス・グレンでセンセーショナルな走りを見せて来たが、ソノマでは苦戦しており、インディーカー出場3戦目の今回、予選は最後尾の22位となった。プラクティス・ファイナルでのポジションは20番手だった。
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