2016年9月18日日曜日

2016 INDYCAR ニュース 第16戦 ゴープロ・グランプリ・オブ・ソノマ Day2 プラクティス3:マルコ・アンドレッティが最速!佐藤琢磨、12番手に浮上

マイケル・アンドレッティ、今年のインディー500のプラクティス1以来のセッション・トップ・タイムを記録 Photo:INDYCAR (Richard Dowdy) クリックして拡大
マルコ、インディーカー初優勝の地で久々のトップ・タイム
アンドレッティ―勢、セットアップ好調

 マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)がプラクティス3で最速ラップをマークした。昨日エリオ・カストロネヴェスの記録したベスト=1分16秒6678を破る1分16秒3053を9周走ったうちの5周目に叩き出したのだ。もちろん、昨日のプラクティス2での路面温度の最高が45℃だったのに対して、今朝の最高は38℃と低かったが、ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)=1分16秒3756、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)=1分16秒4339を抑えてトップとなった。



 アンドレッティ三世がセッション・トップを獲るのは、今年のインディー500のプラクティス初日以来と思われる。ソノマはマルコがインディーカーでのファースト・ウィンを記録した験のいいコースだが、それは2006年……ともう随分と昔のことだ。
 ハンター-レイが3番手、カルロス・ムニョスが5番手、ルーキーのアレクサンダー・ロッシも7番手と今週のアンドレッティ・オートスポートはマシンの仕上がり具合がかなり良い。午後の予選で何人がファイアストン・ファスト6で戦うことができることになるのか、楽しみだ。

2番手にはパワー!パジェノーは僅差で6番手

パワー、ここまではパジェノーをリード Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher)
  チャンピオン争いをする2人は、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が1分16秒4418で4番手につけ、ポイント・リーダーのシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は1分16秒4557で6番手だった。2人の差は0.0601秒しかなかった。
 2014、2015年のソノマ・ウィナー=スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)は1分16秒6003で9番手。昨日の2セッションで最速だったカストロネヴェスは1分16秒7132で11番だった。

佐藤琢磨「マシンは良くなりました」
 ホンダ勢ではアンドレッティ・オートスポートの4人の他にジャック・ホウクスワース(AJ・フォイト・エンタープライゼス)が1分16秒4808で8番手とトップ10入り。彼の先輩チームメイトの佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は昨日の自己ベストを僅かながら上回る1分16秒7187を11周走ったうちの2周目にマークして12番手につけた。このラップはユーズド・タイヤで記録されたもので、セッションの最後にフレッシュ・タイヤを琢磨は投入。赤旗などのためにフルに1ラップを走り切って実力を示すことはできなかったが、マシンのセッティングは昨日と比べて大きく向上させることに成功したようだ。
 「マシンは良くなりました。新品タイヤでのアタックは1周フルにできなかったけれど、マシンのフィーリングは良かった。予選に向けては、もう1段セッティングを良くしたい」と琢磨は話していた。

 

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