2016年9月18日日曜日

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第16戦 ゴープロ・グランプリ・オブ・ソノマ Day1 プラクティス2 :「厳しいセッションでしたが、クルマの動きは良くなっているところもあるので、明日は足りなかったところを埋めて走りたいです」

「バランスとグリップ感をもう一段上げたい」
Jack Amano(以下――):気温、路面温度ともに上がったプラクティス2はどうでしたか?
佐藤琢磨:なかなか厳しいセッションでしたね。ニュー・タイヤのおいしいところをすべて使ったという感じではないので、出し切ってない感はあります。それでも、バランスとグリップ感は両方とももう一段上げたいですね。
「もう少し根本的なところが足りてない」
――プラクティス1でトライした延長線上で、プラクティス2で試す計画だったセッティング・アイディアはどうだったんでしょう?

佐藤琢磨:それはやりました。それで部分的には良くなったんですが、良くなった分、他のところでロスしている……みたいな印象がありました。アチラを立てればコチラが立たず……みたいな感じで。なんか、あんまりゲインがなかったですね。

――ちょっと足踏み状態ですね。
佐藤琢磨:ウーン。どっちかっていうと、そうですね。本当はもうちょっとファイン・チューニングみたいな感じでプラクティス2ではクルマを作って行きたかったんですけど。もう少し根本的なところが足りない感じがしていますね、このスピード感は。

「小さく変えても大きく良くなる可能性があります」
――明日に向けては、大きな変更が必要ですか? それとも、小さなことの変更でも大きく可能性がありますか?

佐藤琢磨:小さく変えても大きく良くなる可能性はあります。このサーキットはそうなんです。すごく難しいコースなんですけど、小さな変更で一気に良くなる性格を持っています。結局、プラクティス1でも話した通り、タイヤのライフが非常に短いので、与えられたコンディションに対して、それをうまく使ってタイムを出すっていうのがとても難しいんです。うまくタイムが出る場合もあれば、ほんの些細なことでニュー・タイヤを履いてもまったくタイムが良くならない……なんてことも起こり得ます。僕らの場合、どっちかっていうとそういうケースでしたね。ニュー・タイヤにしてもコンマ2秒ぐらいしか上がらなかった。そんなワケがないはずだから……。残念でしたね、今のセッションは、そういう意味では。ただ、クルマの動きという部分を見れば、良くなっているところもあるので、そこを大事にしつつ、足りなかったところを埋めて明日は走りたいですね。

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