2016年9月17日土曜日

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第16戦 ゴープロ・グランプリ・オブ・ソノマ Day1 プラクティス1:「いつもはここまで結構時間がかかっちゃうので沈んでますけど、今日はそこそこの状態からスタートしたので良かったです」

テストの成果でプラクティス1からマシンの仕上がりもよく、佐藤琢磨は8番手でこの週末をスタート Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) 
「先週のテストでクルマはそこそこまとまって来ました」
Jack Amano(以下――):先週のテストはどうでしたか?
佐藤琢磨:久々のテストだったし、今年最後のものでもあったので、結構色々なものを試したんですけど、ソノマってミッド・オハイオと一緒で独特のセッティングがあるんです。テストもなかなか良いセッティングにするのは難しかったですけど、2台で手分けして色々進めて、非常に好い1日にできていたと思います。
 ただ、タイヤがソノマ用のものはすごいソフト・コンパウンドなんですよ。ワトキンス・グレンでは10周ぐらい同じラップ・タイムで走り続けることができていたじゃないですか。でも、ここは1周か2周走ったら、後はバーッと駄目になっちゃうので、テストって言ってもタイヤの数が限られているから、すごい難しいんですよね。バランスがどんどん狂って行く中で比較テストをして確認しても、どっちが良かったのかがわからない状態でその次のニュー・タイヤに行く。つまりは3~4回しかチャンスはないわけです。それでも、一応テストの最後の方ではクルマがそこそこまとまってました。それに、レース・ウィークエンドにここにまた来て、ライドハイトを決める作業とかはなかったから、クルマは出足としてはとても良いものになっていたと思います。

「午後のセッションも長いんですが、タイヤがないんです」
――アンドレッティ・オートスポート勢が速いんですが?
佐藤琢磨:速いですね。テストでも速かった。まぁ、彼らは去年から速かったでしょ? ライアン・ハンター-レイが予選3位で決勝2位と。テストではマルコ・アンドレッティも調子良かったし、強いですね、結構。

――フォイト陣営も上位に2人ともいますね。
佐藤琢磨:そこそこのところにいますね。テストをしたことで、普段はここに行くまでに結構時間がかかっちゃうので沈んでますけど、今日はそこそこの状態からスタートしたので良かったです。

――今朝は1時間15分のセッションで、午後も同じく1時間15分走れますが?
佐藤琢磨:はい。午後も長いんですけど、タイヤがないんですよね。チーム・ペンスキーとかが少ししか走らずにクルマを仕舞っちゃってたのも、そのためです。本当は、ファンのためにも、プロモーター・テストみたいな日にはタイヤをもう2~3セット用意して欲しいですよね。もう1セットあるだけでも大分違う。そうすれば午前、午後で2セット、2セット使えるし。

「ここからは的を絞ってマシンを詰めていきたい」
――例年に比べて1セッション目はスムーズに始まったという印象ですか?

佐藤琢磨:まぁ、そうですね。今回はマシンを持って来ている時点でかなりマシンの狙いは定まっているというか、ある程度良いところまで来ているので、ここからはチューニング作業にしたいですよね。大ナタをふるってアッチだコッチだって探すんじゃなくて、本当に的を絞ってクククッと少しずつ詰めて行きたい。まぁそうは言っても、先週のテストからここに来るまでに幾つかの宿題としてやって来たことがあるので、それを今のセッションで試したのと、今走ったことで次へと繋げて行けるものもあったので、間違いなくセッティングは変えて行きますけど、大きく変えて行くってことはないと思います。
以上

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