レース前のファイナル・プラクティスをレッドで走行。またしてもディクソンがトップタイムをマーク Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大 |
決勝日の午前中、21℃、路面温度29℃と涼しいコンディションで始まったプラクティス・ファイナル、最速タイムはまたもスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が記録した。セッション前半の10周目に1分23秒7172をマークしてトップに立ち、それを破る者は最後まで出なかった。
興味深いことに、ディクソンのベストはレッド・タイヤ装着で記録された。ワトキンス・グレン・インターナショナルでの2010年以来となるレースでは、多くのエントラントたちが新しいブラック・タイヤと、それに合わせて用意されたレッド・タイヤ(GPオヴ・インディー、ロード・アメリカ、ミッド・オハイオで使われたブラックと同コンパウンド)のコンビネーションの性能把握を充分に果たせていないようで、今日の30分間のプラクティスでは14台以上のマシンがレッド・タイヤで周回を重ねていた。
デイル・コイン勢好調!エナーソン2番手、デイリー4番手
2番手タイムを出したのはルーキーのRC・エナーソン(デイル・コイン・レーシング)だった。1分23秒8511をインディーカー出場2戦目の彼はブラック・タイヤで記録した。先輩チームメイトで同じくルーキーのコナー・デイリーも、1分24秒0603のベストで4番手につけた。DCRの若い2人が揃ってトップ4入りしてみせた。エナーソンは11番グリッド、デイリーは17番グリッドから決勝のスタートを切る。
3番手はジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)の1分23秒9887だった。こちらはレッド・タイヤで出て行ったセッション終盤にマークされた。
5番手はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)。レッド・タイヤでのロング・ランを彼は行ない、ベストは1分24秒1947だった。ホンダ勢は決勝直前のセッションで3人をトップ5入りさせ、9番手にもミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が入っていた。6、7、8番手はファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)、チャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)、エリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)。
苦戦中のアンドレッティ・オートスポートも決勝を前にスピード・アップ。ライアン・ハンター-レイが1分24秒2988、マルコ・アンドレッティが1分24秒4916を共にレッド・タイヤで記録し、11番手と13番手につけた。彼らの間の12番手はポイント・リーダーのシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)だった。
佐藤琢磨は14番手!ホウクスワースは15番手タイム
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は14番手。レッドはレース用スクラビングを行なった1周のみで他はブラックで走行。ベストは1分24秒5090だった。チームメイトのジャック・ホウクスワースはすぐ後ろの15番手=1分24秒5132。
ポイント・ランク2番手のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は、予選で2位という好位置につけたが、プラクティス・ファイナルでは17番手のタイム=1分24秒6939を出すにとどまった。レッド、ブラック両方でトータル15周を走ったが、上位に顔を出すことはなかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿