ここまで首位を守り続けるディクソン。さらに自己ベストを更新 Photo*INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
ボストンでのストリート・レースがキャンセルされたことを一番喜んでいるのはスコット・ディクソンとチップ・ガナッシ・レーシング・チームズかもしれない。昨日のプラクティス1から今朝のプラクティス3まで彼らは最速の存在であり続けている。プラクティス2では唯一人1分23秒の壁を破ったディクソンだったが、摂氏18度と昨日より更に涼しいコンディションで始まったプラクティス3で僅かながらタイムを短縮し、トップを取った。
しかし、ライバルたちが差を縮めている。プラクティス2で2番手だったエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)には0.1587秒の差をつけていたディクソンだが、プラクティス3での彼のベストが1分22秒8008だったのに対し、2番手のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は1分22秒8546と0.0538秒に迫っていた。
3番手にはセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)が1分22秒9492でつけた。シボレー軍団は今朝はトップ3独占だった。
ホンダ勢トップは4番手につけたヒンチクリフ!ついに22秒台に
4番手には、昨日ブービー賞の21番手だったジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が飛び込んで来た。ラップ・タイムは昨日の1分24秒8903から1分22秒9797へ! 1.9秒以上という驚異的な短縮がなされた。彼はホンダ勢で唯一1分23秒を切るドライバーともなっていた。
ホウクスワースは5番手。しかし佐藤琢磨は15番手
2セッション連続のホンダ最速は惜しくも逃したが、ジャック・ホウクスワース(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は1分23秒0205のベストで5番手と安定した速さをみせている。その一方で、チームメイトの佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は1分23秒7290へ自己ベストを更新したものの、ポジションは15番手だった。「セッティングが行き過ぎてしまった感じだったので、予選に向けては少し戻して、新しいものも入れて行くことになると思います。ジャックが今も良かったので、そちらのデータも参考にします」と琢磨はコメントした。
ニューガーデン、クラッシュ!
6番手にはルーキーのスペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)が入った。そのタイムは1分23秒0808先輩。チームメイトのジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)はクラッシュを喫した。
7番手はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)=1分23秒1159。8番手はミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)=1分23秒 1918。9番手はチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)で、10番手はマックス・チルトン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)だった。
昨日2番手だったカストロネヴェスは11番手。ポイント・リーダーのシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は14番手。
アンドレッティ・オートスポート勢は最速がルーキー、アレクサンダー・ロッシによる12番手で、ライアン・ハンター-レイは18番手。カルロス・ムニョスは19番手。昨日最後尾の22番手だったマルコ・アンドレッティは21番手。彼より後ろだったのはアクシデントで6周しか走っていないニューガーデンだけだった。
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